いまさらタグ問題とRoon
Roon導入に当たってのテストではとりあえずCUE+FLACソースを曲ごと切り分けFLAC(以下CUT_FLAC)に変換したものを使用しました。
最終的にはこの様式の音源をfoobar2000と共用しようとしてたのですが
・昔悩んだタグ問題が再燃
さらに
・これまでの選曲方法に問題ありき?
となってしまったので書いておきます。
foobar2000はFilter Resultsに再読み込みしたときに「ALBUMARTIST」→「ALBUM」順にソートされるようにしてます。
(拙稿foobar2000環境設定参照)
なんでこうするのか?CD棚と同様にアーティストごとに並べておきたいというシンプルな理由です。
最初に使ったiTunesは特にタグを意識しなくてもそうなっていて好みだったので、できるのならこうしておきたいと思いまして。
今回Roon用に準備した各種のCUT_FLACをfoobar2000の上記設定で表示した場合の挙動です。
タグのチェックは「Mp3tag」を使用しました。
テストアルバムは今年最大のヒット映画の前作「Top Gunサウンドトラック」(32DP490)。
①foobar2000→Roonに転送したCUT_FLAC
タグに「ALBUMARTIST」(Various Artistsを設定)が入っておりfoobar2000ではCUE+FLACと同様に表示される。
(CUESHEETのタイトル直下に記載の「PERFORMER」の内容)
CUEシートに入っていた情報はそのままタグに反映されるよう。
②EACでCUT_FLACとしてリッピング
タグが何も入ってこない。
CUESheet吐き出しでしか使ったことがなかったのでEACのタグに関する挙動を初めて知ったり。
foobar2000を「ALBUMARTIST」→「ALBUM」順にソートしている状態では、アーティスト、アルバム名なしということで冒頭にファイル名順で並ぶ。
③JRMCでCUT_FLACリッピング
それなりにタグは入ってくる。ただし「ALBUMARTISTS」タグは内容なし。
foobar2000上記設定ではオムニバス盤はARTIST別に別アルバムとして並ぶ
④dbpowerampでCUT_FLACリッピング
タグの挙動を知りたく今回初めて試用。
③と同じく「ALBUMARTISTS」タグの内容はなし。
foobar2000の挙動も③と同じ。
⑤iTunes12.12.4.1
これはALACですが、ついでにこれの挙動もテスト。
Mp3tagでは「ALBUMARTISTS」空欄。
ただしfoobar2000では「ALBUMARTISTS」に「Various Artists」が入っていて、アルバムとしてまとまって表示。
※入っているというか、foobar2000が他のタグをALBUMARTISTSとして扱っているのかも。
以前はここが空欄で手動でせっせとタグを追記した気もしますが。
自分の希望通り「ALBUMARTISTS」順に表示されるのは①と⑤でした。
いまさらiTunesは使いたくないし、①の都度変換はおそらくめんどくさくて維持が無理。
④のdbpowerampは期待しましたけど、タグ目的では導入見送りかと。ただリッピングの品質は良さそうな感じがします。
ここまで「ALBUMARTIST」→「ALBUM」順にソートされる設定にしてましたが。
「ALBUMARTIST」を消して「ALBUM」順にソートするとどうなるか。
当然ながら①から⑤まできれいに並びました。
アルバム名順なので、その次には桑田佳祐「TOP OF THE POPS」が並んでます。
以前にiTunesでリッピングしたファイルが「ALBUMARTIST」が空欄でCUE+FLACとは離れて表示されたりしたので。
上記の通り手動で修正したりして。
そこまでしてアーティスト順の並びにこだわってきましたが。
foobar2000でこれを諦めることでソースの共通化が図れるのならそれもありかなと。
確かColumnsUIを導入する前は「ALBUM」順に並んでたと思います。
どうしてもアーティスト順で聴きたいときは都度プレイリストを作ればいいかと。
最初にfoobar2000を使った時に「いちいちプレイリストを作って聴かないといけないのか?」と思ったくらいで、なんかプレイリストへの拒否反応があったんですよね。
Roonでは①から⑤まで、すべてアルバムとして表示できているようです。
タグ情報全くなしの②でもデータを引っ張ってきてきちんと表示されるので、むしろ余計なデータがない方がよいくらいかもです。
Roonの試用期間はあと4日。
この間にデータ互換の確認と、Roonのこれは!という使い勝手の部分を見出したいですがどうなるか。