foobar2000の優位性
WindowsでPCオーディオといえば一時はまず挙げられたソフトはfoobar2000でしたが。
昨今はRoonやJPLAYなどのヘビー級ソフトとか、JRiver、MusicBEE、TuneBrowser、などのライトで高音質なソフトなどいろいろ出回って。
foobar2000はとりあえずの選択、なんなら音がよくないからやめとけなんて言う意見まで出る始末。
でも、手放せないんです。
その理由を。
音質は確かに新進のソフトに一長があるかもしれません。
PCオーディオの音質を決める肝はOSおよびソフトによる再生機器のドライブ能力ではないかと思ってますが。
聴き比べてもfoobar2000はあまり光るものは感じないかなと。
色付けなく淡々と音源を機器へ流し込む職人。
オペアンプでいうと最新のハイスルーレートのもの対NE5532みたいな。
地味なNE5532好きですけど。
余談でした。
foobar2000が断然優れているのは楽曲管理。
管理というか雑食性というか。なんでも飲み込んで選曲できて後段へあらゆるフォーマットで吐き出せること。
自分の手持ちの主な音源は
・CUEシート+音源
・ALAC(iTunesでリッピング)
・ハイレゾFLAC切り分け曲
・DSDファイル
など。
これを全部問題なく、あるいはfoobar2000並みに読み込めるソフトはいまのところお目にかかってません。
使ったことのあるソフトでまずいところ。
〇JRiver
Windowsとしては音はよいと思いますが、うちの音源と相性が悪く常用してません。
CUE+音源
→CUEシートのタイトル直下に記載の「PERFORMER 」欄をアルバムアーティストとして認識してくれず、オムニバスアルバムがアーティストごとにばらばらに表示される
iTunesでリッピングしたALACソースはiTunesと同等にきれいに表示されます。
こちらのタグ体系が標準なのかも。
〇TuneBrowser
じっくり使ったわけではないのですが。
CUE+音源
→音源ファイルしか認識しない
これもALACのソースだと普通に表示されます。
〇VoyageMPD
CUE+音源
→クライアントから見たとき、CUEシートの文字コードをUTF-8にしないと日本語表示が化ける。また音源ファイルが別のアルバムとして表示される
などなど。
このあたりなんでも表示できて再生できるのがfoobar2000最大のメリットかなと。
今のライブラリ構成だと他へ移ろうにも移れません。
CUE+音源ファイルを曲ごとに切り分けるとだいぶ移動しやすくはなりますが。
でもそれをやろうと思うほどの音質差のあるソフトは未だ見つからない感じです。
一度取り込んだデータの再変換はあまりしたくないし。
音が良くても使い勝手の問題もあるので、両方で上回らない限りは移動する気になりません。
Daphileという音質向上の切り札たる相棒も見つかったので
foobar2000との付き合いはまだまだ続きそうです。