ノイズ対策
いままで電源ノイズには無頓着でした。
手を出したいとは思いつつ。
どれほど害があるのかがつかみにくいのと、効果のありそうな機器は高価であること。
アキュフェーズのPS530が43万とか。
使ってるアンプが40万なのに、100万クラスにならないと追加はちょっともったいない。
そしたらいつも面白いネタ豊富で参考にしてる駄目社員はむの日記様でACラインフィルターの記事がありました。
アマチュア無線では少なくとも実績があるようなのでこれなら費用は掛からないし試してみました。
作り方:ACコードの白黒をそれぞれFT240#43というフェライトコアに対称に巻き付ける(キャンセル巻き)、以上。
とってもお手軽、でもFケーブルをこれだけ巻くのは結構体力と気力は要りました。
コアがヤフオク入手で1000円くらいしましたが、これが一番お高いくらいで試すにはちょうどいいです。
両端をオスメスとして、テーブルタップとアンプの電源ケーブルのコンセント側に挿入します。
基本的にはコモンモードノイズ用、ただしノーマルモードノイズにもいくらか効くようです。
試聴
静かにはなるけどすごくハイが落ちたように聞こえる。
(その他対策完了後に思うには、ハイ落ちというか相対的に真ん中あたりが盛り上がって聞こえたよう)
なんでACで?
何が起こっているのか見たいと思い探していたら
https://ameblo.jp/jh1lmd/様にて「コモンモードノイズを見る」とそのものズバリの記事がありましたので真似して測ってみました。
↓挿入前
↓挿入後
周波数1MHzくらいのが検出されまして、フィルター挿入前後で波高が1/3くらいになりました。
聴感だけでなく実際フィルター効果あるようです。
だからといってこれがハイ落ちにつながるのかはよくわかりませんが。
でも目に見える形で変化があるということはノイズ対策は必要なのだなと考えさらに突き進みます。
以下も基本的にはコモンモードノイズ対策です。
・PCの電源コードにキャンセル巻きフィルター追加(コアは1ケ)
・PC内の電源にクランプフィルター追加
・PC内のUSBボードへの供給電源にクランプフィルター追加
・DDC→DACのSPDIFデジタルケーブルをW1JR巻き
・PC→DDCのUSBケーブルを 短ケーブル→クランプコア4ヶ→FIDELIXUSBフィルター→クランプフィルター1ヶ→長ケーブル に
・ネットワークハブの電源にクランプフィルター、ルーター→ハブ、オーディオ系ケーブルにもクランプフィルター
・USBHDDのUSBケーブルにクランプフィルター
・エアコンの電源ケーブルにクランプフィルター
※クランプフィルターとはこんなのです。いわゆるパッチンコア。
ここまでやるとハイ落ち感はなくなり、バランスよく静かでかつダイナミックな音に変化しました。
ボーカルも伴奏も今までにない分解をして聞かせてくれます。
コモンモードノイズが中域を濁らせるほど影響があったのか?我が家の環境がかなり悪かったというのはありそうですが。
アニメ系のソースでツイーターがシャーッと鳴り響くようなものがありましたが、それが取れてさわやかなハイ上がりに。
試聴音量が6db上がりました。
クランプフィルターの追加はやりすぎると信号にも影響が出るといわれますが特に問題なさそう。
それどころか飽和した感じがなくまだまだやるだけの効果がありそうなのですが、クランプフィルター結構高いんですよね。