おはようございます！！
昨夜のWOWOWの「ソドムの林檎」、観られた方いかがでしたか？
昨夜、リアルタイムとそのあとさらに見直して、
すでに３回ばかし観てしまいました。
とても内容が重く、そして濃いずっしりとした内容でした！！
男性は目をふさぎたくなるかもしれない、女性の性や業の部分が
沢山描かれていたかもしれませんが、実は、その部分に少なからず影響を
与えているのは、男性でもある！という事を思って、見て欲しいとも思いました。
随所に、男性の言動から、ドラマの中の恵や万里に対して傷つけ、そして、
それが女性の心の中の闇やコンプレックス、トラウマとなって、自分の心を閉ざしているようにも
思える始まりでした。
ということで、簡単に内容のレポと自分のあくまでも感じた感想を
アップしたいと思います！！
「ソドムの林檎 ～ロトを殺した娘たち」
第１話 聖少女
ある島に漁船で渡ろうとする家族連れ。
小さな女の子と
女の子はどこに行くの？と尋ねると、
母親は、「私のご先祖様のふるさと」と答えて、
ある島に向って上陸するのです。
その島には、イエスキリストの像もあり、昔、隠れキリシタンがいた島だと、
そして、自分の祖先がいた島だと答えています。
この時の父親は、お母さんと結婚する為にキリスト教に信仰を変え、
洗礼を受けたとのこと。
それを後悔していないと。。
そして、母親もやっと、帰って来れたと涙ぐんでいます。
とても従順な母親に見えるのに、これがその後、全く変わってしまっているのです。
その島の浜辺で拾ったロザリオ。
とても意味ありげです。
そして、オープニング！！
お友達が、ブログで、この曲は、ローリング・ストーンズの
「Ｐａｉｎｔ It Black」だと教えてくださいました！！
ありがとうございます！
想像していたの感じとは違うオープニング！
すっごくおどろおどろしい感じがします！！
そして、ある意味主人公で、対照的な二人。
恵と万里。
第一話 「聖少女」とテロップが流れます」
今現在の恵の様子です。
オレンジのジャムのようなものをコトコト煮ながら、
ふと昔を思いだし、練炭を買っています。
そして、過去にさかのぼって、恵１７歳での様子です。
フェリーで、島に帰ってきている恵。
思わず、口紅を拭い去っている姿に、何かあったのか！？とも
感じるのです。
にこやかに手を振る、恵。
そして、その後、いつも通っている教会でお祈りを捧げる恵。
その様子を教会の神父が優しく見守っていました。
恵が自宅に帰った時、ちょうど電話が鳴り、
お父さんがお酒を飲んだから迎えに来てとのこと！
母親は、最初の頃の従順な感じから一転、
厳しい母となっていました。
恵に対して、違う意味で疑っている。
父親といいながら、他の男と会っているのではないか？と
コンドームを見つけ出し、詰め寄る姿が、
カトリックに背いている行為をしているのではないか？と。
あくまでもすべてが宗教からきている姿に、余計に怖さも感じました。
父親を二人で迎えに行く車中で、恵に対して援助交際をしているのではないか？と
詰め寄る母。
それに対して、なにも悪いことをしていないと答える恵。
父親と同じ年頃の男性がダメなら、お父さんとしちゃダメ？なんて、
父親に対する愛情が違ったふうでもある恵です。
そして、口論となり、車が横転して、大事故になるのです。
その際に、母親の足に鉄のパイプが刺さり、母親は足を怪我し、
足が不自由な車いすの生活となるようです。
そして、現実。
恵は、サロンに行き、ショップで洋服を買い、
そして、一人カフェで、あたかも二人のように装って、
ブログに書いています。
その夜、婚活サイトに登録し、並べる経歴が嘘ばっかり。。
そうそう、注文した練炭が届き、練炭に火を入れる恵。
そこで、昔の母を思い出したように、ジャムを煮詰めていくのです。
ある日、温水さん演じるハンコ屋店主とホテルで出会う恵。
エレベーターで、偶然にも遭遇する、恵と万里。
万里は、高校の同窓会に出席のよう。
でも、だれも万里だと気付いてくれない。
万里の前を素通りしていく同級生。
結局、同窓会には出席せずに帰宅する万里。
家では、万里の母が、「同窓会、どうだった？みんなきれいになっていたでしょう？」と尋ねてくるけど、
万里は「自分が一番きれいになっていたから、誰も気付かなかった」と答えます。
高校のアルバムを切り裂く万里。
自分の過去を消すかのようです。
「みんな変わっていなかった、人って変わらずにいられるのね。
お父さんもお母さんもそう。変わっていない。」
とても意味ありげな言葉を吐き、トイレで、過食症のように食べあさる万里。
そして、食べたものを吐くのです。
さらに、自分から吐き出そうとしています。
雑誌の編集者の万里は、自分の担当である作家、そして父親でもある幸太郎に
会いに行きます。
ここにも、父と娘の関係に、何か、心のトラウマとなっている原因があるようです。
そして、高級な料理教室に通う万里。
世間のセレブな奥様と、合っていないのも自分でも感じているよう。
そこで、あたかも愛しているように振る舞う恵。
お料理教室で、お料理を習って、それを食べさせてあげたい、
でも、お金が払えなくなってきて、、とお金を何気に要求している恵。
口についたクリームを取ってあげる恵に、ますますコロッとまいっている人形師。
結婚してくれるなら、お金を出すよ！という人形師。
ここにも、なにかしら男性の性や業、そして女性の性や業が渦巻いているように思います。
その日、万里は恋人の義雄と食事に来ています。
義男から、今夜は最後まで付き合って欲しいと部屋のカギを渡されるのですが、
それに、帰ると言い、異常なまでの拒否反応をしめします。
「結婚しよう」と言われても、「あなた、私と寝たいだけでしょう？」と言います。
そして、義雄も「そうだけど・・・」と「それだけじゃないけど・・・」と言葉を濁しながら、
言うのです。
「私のこと好き？」
「好きだよ、綺麗だし、それに。。。」と
「それに・・・って何？」
「何が不満なんだよ、お金もあるし」という義雄。
「女性がみんなお金持ちと結婚したいわけじゃない」と。
「あなたは今までの人と違うと思っていた。私の体を汚したいだけ・・」と。
「結婚なんて、自分の体を性的に使用する権利を死ぬまで与えること」と
言います。
この言葉に、過去のトラウマが、見え隠れします。
そして、義雄は「お袋も早く子供が欲しいって言うんだ」と、
「子供を作るためだけに結婚するんじゃない」と。
義雄は「お前、目玉焼きのひとつも作れないんだよな、可愛そうな女」と言うのです。
ここにも、男性のゆがんだ見解があるように思いました。
そして、水をかけて、喧嘩わかれになるのです。
奥では、恵とハンコ屋店主が、会っています。
恵に欲しがっていたネックレスをプレゼントするハンコ屋店主。
喜ぶ恵。
そして、万里に振られた義雄は婚活サイトに登録するのです。
それを目ざとく見つける恵。
そして、会う約束をするのです。
何かのインタビューで、この手の振り方が、あるある！って言われていたのです。
なんとも、あるあるな特徴的な感じです！
そして、写真よりステキと、義雄の手を握る恵です。
初めて会って、恵の魅力？に染まっていく義雄。
ここは、ちょっと、大人な感じなので、写真は厳選しました。。
すっかり恵にはまっていく義雄は結婚指輪を渡すのです。
恵の手中にハマっているという感じ。
そして、義雄は結婚したい相手がいると母親に言うのです。
この母親とのやりとりに義雄のマザコンぶりも伺えます。
教えられます。
義雄の葬儀に行った万里は、そこで、義雄の母に、「恵」と間違わられ、
「あなたのせいで、義雄が死んだ」と責められます。
義雄の携帯に残っていた言葉から、自殺に追い込んだのは恵のせいだと、
お金目当てで近づいてきたのか！？と
父親からも責められます。
「恵」と言う名前に身に覚えのない万里であったが、
「恵」の振りをして、義雄の部屋で、恵の痕跡をさがそうとします。
義雄の部屋のパソコンから、「恵」に関するメールのやりとりを見つける万里。
「宮村 恵」とのやり取りのメールの数々。
結婚をして欲しいという言葉から、お金を入れて欲しいという言葉まで。。
そして、義雄が「宮村恵」と婚活サイトで知り合ったことを突き止めるのです。
ある日、万里は父親と会い、食事をしているのだけど、
万里が「料理できない美人と、料理できるブスとどっちがいい？」と聞きます。
父は、「料理できる美人がいい」と言います。
ここにも男の本音が出ていますよね。
そして、家を出て行った父親を何故？と責めている万里。
そして、食べた後、すぐに吐き出してしまう万里。
ここにも、過去の闇が潜んでいます。
そして、ある日、恵の登録している婚活サイトに
万里の父親の幸太郎からメッセージが届きます。
幸太郎のプロフィールを見て、興味の湧く、恵。
すぐに返事を出すが、それは、万里が幸太郎の振りをしていた。
２人はメールのやり取りのあと、会う約束をする。
そして、恵のマンションに来た万里は、
そこで、警察に連行されていく恵を見るのです。
その後、会社に戻って、「宮村恵が結婚詐欺であったニュース」を見るのです。
万里は、会社に戻って、先ほどの宮村容疑者のニュースをテレビで観るのです。
そして、別の場所のある街角、一人の男性が、ふと街頭のオーロラビジョンに気を留めています。
ニュースのテロップを見る淳平君演じる北野健吾。
そのテロップを食い入るように見ている健吾。
そして、別の場所では、恵の母親がテレビでニュースを見ています。
そして、最後に万里は、義雄がこの宮村恵に殺されたのではないかと、
疑念を持つのです。
ということで、第１話が終わりました！！！
もう、見終わった後、ふーーーって大きく息を吐きたくなるような
作品でした！！！
そして、淳平君演じる健吾がどんどん登場していく第２話の予告です。
「ソドムの林檎」の公式サイトには、３０秒バージョンの予告が流れていますが、
テレビでの予告と少し違っているので、アップしたいと思います！！
まずは、公式サイトの予告。
こちらのエピソードの第二章の予告をご覧ください。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/sodom/episode/?2
そしてテレビでの予告！
第１話は、まだまだ事件の序章に過ぎず、ここから、法廷での様子を交えながら、
どうやって死に至らしめたのかが描かれていくようでした。
ハンコ屋店主、「これを飲んで死んでやる」って言っています。
さらに人形師の家で。
そして、雑誌編集者として、どうして、この事件にのめりこんでいくのか？
聞かれています。
さらに万里が秘めている過去の闇やコンプレックス、トラウマを
そして、スポーツ記者健吾との出会い。
どうして、キスすることになったのかはまだ描かれていませんが、
万里に口づけをする健吾。
さらに、キスを繰り返そうとするのですが、万里に拒絶されてしまいます。
そして、自分の部屋の絵の周りにお金を貼っていく恵。
何とも言えない、屈折した心が浮き彫りとなっています。
そして、法廷での宮村恵。
この法廷で、恵の裁判を傍聴していて、万里と健吾は出会うのです。
公式サイトのエピソードの所に、万里の背後に二人がいるのです。
第２話は、どんなふうに事件の全容が明らかになっていくのか、
また、恵の過去はどうなっているのか、
また万里や健吾の恵への感心、過去を探り始める経緯、
などが明らかになっていくと思います。
とても重く、ずっしりと深いドラマで、次の話が待ち遠しいです。
第２章もこんな感じの内容になるかと思いますが、
レポしたいと思います。
（淳平君の部分はもう少し、詳しく書きたいと思います）
どうぞ、お楽しみに！！！