陸前高田 ヤルキ キャンプ -2ページ目

ヤルキハウス解体の真相!!! <中編>

すいません。
キモタクがブログの更新を怠っていました。

オレ「もう冬だけど中編いつ書くの?」
キモ「いやー、前編はいろいろ盛り上がって書いたんだけどさ、
結局、夏に見に行ったとき(ハウス解体直後)新リーダーには会ったけど、そんなに詳しく聞けてないから、ネタないんだよね。
あとは予想で書く感じになるけど、いいかな?今バイトの休みが月一しかないから物理的に無理かも。」
「だらしねー。じゃあオレが書くよ。」

こういう会話が2ヶ月ぐらい前にあったんですが、結局オレも書かずじまいでした。。。
ちなみに、キモタクは、三年間の世界一周旅行に向けて出発したようです。
なんか挨拶していけよと思います。

自分としては、時間があるときに何度も書こうと思ったんですが、読み返すと自分が使ってる単語自体から悪意というか恨みが透けて見えて、なかなかまとめられませんでした。
では、もうお待ちかねの方も少ない=だれにもバレないところで、理由と現状をまとめて見ます。


Q: 何故、ヤルキハウスは解体されたか

A: これに関しては、地主とのトラブルが原因です。

 ハウスに隣接して建設するはずだったヤルキタウンという企画がありました。
ヤルキキャンプにちなんだ名前で、ハウス建設場所を提供してくれた地主さんが企画したものです。
その土地は被災前からかなり地盤が悪い農地だったらしく、建設前に大規模な整地が必要な事が発覚。
ハウス用の敷地はもちろん、残りの土地の整地もやりました。

 そのうち、オレたちが何でもやっちゃう感じなので、地主からの要求もどんどんエスカレートしていきました。
気付かないうちにエスカレートすることは結構あることですが、地主のテンションの上がり方は、自分のぬるま湯人生のうちで一番の勢いだったかもしれません。
そのうち、メンバー全員が地主の人使いの荒さに嫌気がさしてて、リーダーのオレからお願いしても動いてくれない感じでした。
リーダーの自分としては、家建てちゃったんだから仕方がないし、だましだまし手伝って無理なく付き合っていけばいいと思っていました。

 翌2012年、初代メンバーは全員引退。
メイン活動を土方ボラからボラ宿ボラに活動内容を変更し、新リーダーはヤルキハウスという名称で活動を開始しました。
オレも年度末の土方バイトを無事に終え、5月にアメリカのマイタウンにカムバック。
いろいろあったけど、これで無事自分の役割を終えたかな。。。
って思ってた矢先、移築の話が急浮上。

うっそーん。
と思ったけど、地主との話を聞いたときにすぐに仕方ないかなと思いました。
自分もたくさん体験済みであります。

言うと怒るけど、完全に自分への利益誘導じゃん!ってツッコミたくなる事がチラホラ。
自分としては、それが周りの人に波及していくなら別にそれは悪い事じゃないと思ってましたが、良くないところは仕事を断ると怒るわけです。
ボラだから個々人で仕事を選ぶ権利があるわけで、金も自腹きってるわけで、ここを強要されるとキツイですね。
よっぽど相手の欲を逆に利用してやろうと思う人じゃなければ、付き合えない相手だと思ってたし、話を聞いた時は観念しました。
とうという来たかみたいな。このことに関しては、土地を選んだ自分の責任も感じてます。


ただ、単なる確執だけでシンボルの破壊までに踏み切らないので、一応きっかけもあります。

ヤルキタウンが念願の中小機構による商店街建設の審査に合格
→建設会社が入り、併設してあるハウスを調査
→ハウスの書類の不備が発覚。市から取り壊しの命令が来る
(書類をお願いしていた地元建設会社。お願いしますよって感じ)
→一度人が住んだ家はそんなに簡単に壊せない。建築基準法を無視してもそのまま使う事が可
→結局取り壊し

地主さえ良ければ、建築基準法的に不備がある家に人が住む事は可能なはずなんですよね。
つーか、構造自体の不備じゃないからあとでどうにでもなったんだけど。
まー、そうはならなかった。
将来タウンと折半する約束でヤルキャンお金を出した太い水道管まで撤去されてるし、かなーり深い溝が両者にはあるのがわかりますね。
(実際は、その真相を調べるために地主と仲のいいはずのキモタクが、高田にいったはずなんですが。)

「だんだん手伝ってくれる回数も減ってきたし、用済みだな!
だったら、潰してタウンの敷地を大きくした方がマシだ。
言う事聞かないめんどくさいヤツラとは、お別れだ」
こんな感じだったんじゃないかな。

「オレがいなくなる=メンバーが更に地主手伝いをしなくなる=価値ない=壊すか置いてけ」
っていうニアミスがその半年前のリーダー交代時にあったわけだし、再発なんですが。

「タウン専属ボラとして、完全にいいなりボランティアをやるか」
or「思い出と存在意義ごとぶっ壊すか」
最後には、こういう選択肢しか残ってないぐらい苛烈なんだよね要求が。

オレなら迷わず前者ですが、新リーダーは女だけど男前なんで、そういうことを言いはじめる人間自体がNGなんだと思います。
だったら、どんな手を使ってでも移築してやるぜという意気込みで取り壊しを決意したんでしょう。
ただ、移設先が決まるまで地主は待ってくれなかった。
速攻でハウスは解体、解体した部材が宙に浮いたまま、家もなく新リーダーは、さまようのだった。
(つづく)

続きは省いて、解体まではこういった流れです。
実は、あんまり話としては新情報もないし、進化してません。
前前回に真相は何!?とか言いながら、全部真相暴露しちゃってるもん(笑)
移築~の流れも、ヤルキャンらしい最悪の流れ!?が待ってるんですが、それは次回にします。
いきなり暴露して関係者から怒られるかもしれないし。


 自分自身は、最初の書類である建築確認がとれていなかった所を聞いたとに、一番頭に血が上ぼりました。
もともと建築自体をお願いしていた会社が、忙しくて施行できないということになったので、書類だけやってもらったんです。
自力で完成させたあとも、完了確認の依頼と浄化層設置の構造変更書類も再三お願いしていて、そのうち行くよと言われていたのに。
最初の段階から違っていたなんて。。。全く意味がわかりません。

それ以外にも、上棟式のときに、市の建築課のお偉いさんとか含めいろんな人来てくれてたのにな。
もちろん、いつものようにペコペコ挨拶しまわりましたけどね。
でも、あれはただの飲み会だったわけです。


総合的に考えると、地主だけの問題じゃないかも。
まー、一つ一つとったらネット検索したらすぐにでも事例がでてくるありふれた話なんだよね。
渡る世間は、鬼ばかりってやつ!?
まぁ、いろいろ付け入る隙のあった、自分のアホさが最大の問題だったってこと。
勉強になりやした。


。。。長くなりましたが、まとめますと現状ヤルキャンは完全にヤられてる状況なわけです。
したがって、ヤルキキャンプは、まだまだ終わりません。
だったら、意地だけで家建てないわけで。負けたままで終わる事なんて許されません。
いきなり苦境の新リーダーですが、いつかショータイムの時がくるはず。

「おめーら、何のためにやってんだ?それでもボランピアか?」
と言われちゃいそうな文章になってしましましたが、やっぱりこれですね。

「お楽しみは~~~」
「これから、ダーーーーーー!」

まだ何にも始まってないんだからいいんです。
次回も、人間らしいドラマが開催される予定なので、お楽しみに。