陸前高田 ヤルキ キャンプ -5ページ目

ヤルキハウス解体(ドーン!)

どーも、ジョンです。
お久しブリです。


舞い戻ったNYのフラットブッシュ地区は、1年半の不在と言えど結構変わってました。
一番の理由は、ニュージャージーから引っ越してきたバスケチームのアリーナ建設です。
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Brooklyn Netsは、ホームであるブルックリン出身のHip Hopスター、Jay-Zが共同オーナー。
出す曲全てメガヒット、人気ブランドと人気ヒップホップレーベルもプロデュース。
そんでもって、奥さんはビヨンセ。
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そんな大スターは、地元ブルックリンの貧民出身。
サグなラッパーがマイク一本で、成り上がり、今やスタジアム建てちゃうビジネスマンに。
ラッパーの豊田佐吉ですね。
別に好きじゃないけど、羨ましい。


今までは住んでる人かB系ぐらいしか用のない地区でしたが、間違いなく観光名所になってくるでしょう。
どうなるんだろ、ブルックリン。

おうちの家賃も上がりまくりだし、がんばって働かなきゃ!という感じです。



さて、本題ですが。。。

なんと初代のヤルキキャンプが建てたボランティア宿泊施設「ヤルキハウス」は、2012年7月17日に解体されました。
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アベシ!by ハウス管理人

「超応援してやったのに、解体早くね?」って人が多数でしょうが、御安心下さい「移築」です。
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分解保存してあります。

建築開始時は、農地に仮設を建ててよい2~3年の間使用できる約束だったので、移築に適さない木造でもがんばって建てたんだんですが。。。
何故!?

その理由とは。。。

(tada!)

「地主との決裂」

地主ってヤルキタウンのおっつぁん?
復興を目指す仲間だったのでは!?

両者で何があったのかの詳細はまだわかりませんが、当事者だった人間からすれば納得せざるをえないですね。
ヤッパリさんです。


※詳しいイキサツは、後日高田を訪問するキモタクに、リポートしてもらう予定でございます。
キモタクは、ヤルキマンと一緒に避難所で働いていた旧知の仲。
空き地の紹介も彼経由です。
きっと、両者からコメントもらってくるでしょう。


さて、地主となると土地借りたオレにも責任ある感じです。

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更地!

そういえば、家が完成したので、そろそろ代表交代しますねって話をしたときに、こんなこと言われた。

「契約者のジョンが居なくなるなら現行の契約は無しだ。
ハウスを壊して更地に戻すか、ユニック、道具からハウスまで、ヤルキャンの全てを明け渡すかの二者択一。
それ以外ないから、どっちか決めなさい。」

ボンボ暗ー!

オレ、家完成して少し安定したらアメリカ帰るって言ってたのに。。。
確かに残ろうとしていたユンボとデビしゃんは、普段の態度から地主には信用されてなかった。
大人的に良くなかった気がするので、心配されるのも仕方が無い。

地主は「自分が」ヤルキャン引き継ぐということを言ってくれたんだけど、家だけじゃなくて装備一式取られたら、残ってやりたいメンバーには何も残らないよね。

もともとは「被災した空き地で、使うことはないからボランティアに役立ててくれるならどうぞ」って話だったはず。。。


※注
ヤルキハウスに隣接したヤルキタウン計画は、元々ハウスの施工をお願いしていた地元建築会社からの提案。
偶然三者で会ったときに、ヤルキャンが借りた三分の一の土地以外を仮説商店街にしたいと申し出ちゃって、地主のハートに火をつけてしまった。

ちなみに初期の商店主さんたちは、ヤルキマンと化した地主のヤルキ!?にどんびきして全員出店をやめちゃった。
実は、その商店主の一人が「ゲンキタウン」の菅原ねーさんだったりして。

建築会社の方は放火だけして、ハウスの建築作業も完了検査も、タウンの整地作業も一切やってくんなかった(涙)

木杭じゃ完了検査通らないから取り壊せって、市からの命令はしっかり伝えてくれたみたいだけどね。
(建築確認とって建てたんだから、通らないなら早くいってよ!みたいな。
ちなみに民家に関しては違法建築でも取り壊し必須ではありません。
建築確認出した会社の方には、ペナルティつきますが。)

ホント、タウンの話から全て狂った。
あの二人が出会わなかったら、もっとヤルキャン瓦礫撤去で活躍できてたと思う。
(注終り)


まー、全てキレイに整地されたし、今度はゴロツキが目障りになってきたんでしょう。
いろいろ欲しくなったのはわかるけど、ずっと高田のためにがんばって来たんだからちょっとは見逃して欲しいよね。


だいたい、どっちの選択肢も選べるわけないし。
移築は気が遠くなり過ぎるし、すでに大金使って水道引いちゃってるし。
全て明け渡すっていうのは、オレらを応援してくれた出資者に申し訳たたないし、まずメンバーに半殺しに会う。
。。。一番早く帰れるけどね。

じゃ、裁判!?(アメリカナイズだよね)
ボラだし、辞めとこうと思った。

結局半泣き状態で懇願し、殿に落ちついでもらい再契約。
新たな契約人はスポンサーの社長。
名目上代表は社長が雇うことにし、ヤルキャンを安定して運営していく努力も約束した。
これで、誰が代表であろうが関係ない。
そのときは、ギリギリ一件落着となった。

新代表は、それまで毎週日曜日にハウスを手伝い来ていたコリーさん。
デビとユンボが代表になるのは許してもらえなかったんで、仕事を辞めて高田に転居してもらった。

ハウスがある限りオレが永遠に帰れないというオレのピンチ。
その事態をコリーさんは救ってくれた。

まさに地獄に仏。
まさにユンボにタオル。
これからコリーさん大変だろうけど、正直帰りた過ぎて、何ふりかまってなかったね。


逆に、オレは引き継ぎの過程でヤルキャンをボラとして残したいあまり、個人の利益活動に走ったユンボとデビを切った。(結果、絶縁)
赤字経営なのに、運営資金入れないからむかついたんだけどさ。
結局、自分も「用済み=ポイチャ!」を、やっちゃったから人様を冷たいって言う権利ないね。


で、バトンタッチしてからは、彼女のブログを見る限り、関係は良好だった。
二代目は、初代が整地以降いかがわしくて手伝わなかった地主のタウン計画を、がんがん手伝っていた。

それは、
関係が良好なのか。
繊細な氷細工の上に立つヤルキハウスを守るためなのか。
ただ単に森林伐採が楽しかったらか。

辞めてからは、ブログ読者としてたまに覗いて、このまま続いてくんかと思ってた。


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〈ヤルキャンが100万以上かけた太い水道管も全撤去した模様。
この水道管は、ヤルキタウン商店街が完成したら、商店各々と折半しようと約束しヤルキャンが咲きに購入していたもの。
タウン計画は、続行中じゃ。。。〉


しかし、実は関係は最悪になってたみたいっすね。
結局、悪い事を先延ばしにして引継ぐ人に負担かけてたんだね。

コリーさん、良くがんばったって話です。
すいませんでした、本当に。
今度会ったら、肩ぐらい揉みます。


。。。終わったことだからクヨってもしょうがない。
(つーか、バクロするためにクヨってんだけどね)
再建を楽しみにするしかないですね★


あとは。。。
ヤルキマンとの骨肉の争いの真相もしりたいですね。
オレ、ミスターヤジウマだから。

たのんだぜ、キモタク!
お互い一応元マスゴミなんだから、中途半端なリポートすんなよ。


PS
今までずっと我慢してたから、暴露が楽し過ぎでハマりそうです。
すげー、いろいろ我慢してたから。
アメリカ来て、倫理観崩壊だね。

直接ヤルキャン知らない人も「これってどんな感じだった!?」って、あったらドンドン質問下さい。
オレに影響がない限り全部答えます!
最近、金なくてシマ(暇)だし。


(続く)

ジョン

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