10月27日 怒涛の一日 | 陸前高田 ヤルキ キャンプ

10月27日 怒涛の一日

27日。木曜日。晴れ。

このままじゃ終わんねー!ってことで、朝7時から作業スタート。

デビしゃんとユンボは、台所のフィニッシュ作業。
台所を所定の位置に配置。
ガス管は、床を貫通させて、床下からボンベに接続させるので、土台にぶつからないようにして、床に穴あけ。
ガス管は、漏れ出さないように、シールテープを貼ってからコックやエルボー(ガス管のコーナー)を接続します。
photo:02


全部、デビしゃんがやってくれました。
いやー、まじで何でもできるんだなー。

昼までに終了し、サイディング班に合流しました。


サイディング班は、キモタクが、窓などの除けなければならないところを計測してサイディングに書き込む係。

オレは、全体を見ながらバリバリサイディングを切ってく。
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ゴーグルしてるけど、飛散する鉄粉が、手首や顔に刺さって痛い。

デビしゃんと隊長は、張り付け作業。
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ユンボは、窓廻りに縁をつける作業。
photo:04


昼下がりのダーマツは、窓廻りのカバーをつける作業。
ホントは朝から来てくれると、助かるんですが、「夜なんて過ごしやすい時間に寝るなんて考えられない」とのこと。
さすが、生粋のニート。
言うことが違う。
そんな大御所さんが、何故か建設を手伝ってくれるだけありがたい。


残すところ2日。
焦っての作業だけど、ミスったら取り返す方が時間がかかる。
さらにサイディングの量はギリギリか足りないぐらい。

慎重第一!
と口酸っぱく言ってましたが、やっぱりキモタクがやっちゃいました。

裏の方から「あー、やっちゃったー!」という叫び声。
見にいったら、完全に寸法を間違えてやがった!
しかも、三枚。。。
恐らく、値段にして1万円超すぐらい。

「あれ、こんな中途半端な端材はもう出ない予定だったけど、オレの計算がおかしかったかなー。」
なんて見逃して切り落としたオレにも責任あるけど。

まーね、初めての作業を焦ってやるわけだから。
そんなこともあろうかと、ミスした用に目地鋼板を追加したら張れる場所を残しておいたわけです。

備えよ、常に。
ガキの頃にたたきこまれててよかったー。
↑嘘です。ほとんどノリで生きてます。

とりあえず、キモタクをいじめるために、それを明かさずに「最悪弁償だ!」といって作業を続けました。

夕方作業終了。
三分の二までは行った。。。
残るは、屋根の三角部分の難所。
photo:05




つーか、あったはずの小さい脚立がなくて作業がしづらい。
どこいった?
って、なったら、隊長が前に作った原付の倉庫においてきてたことが発覚。
しかも、実はまだ完成してなかったらしい。
少し現場作業があるからと、何度も誰かに送迎してもらって終わってなかったのか~。
も~!

無料ボランティアとはいえども、仕事は、だらだらやらずに早く終わらせるのが、基本です。
まー、人のこと実はいえないんだけど、なるべくってことね。

まだ、17歳のだからわかんないのは仕方ない。
大人のヤルキを見せてやろうと、脚立と水平器などをピックアップがてら、完成させるため出発。

真っ暗な中、投光器をつけて、
「今日終わらせるぞ!オレは、余った床を張るんだな。丸ノコは?」
「あれ、つんでないんすか?」
ゴルぁ!オレかよ。

結局、あったのは刃渡り20cmぐらいのポケットソー。

「じゃあ、帰りますか?」と、隊長。
ヤバイ、大人のヤルキを見せられない。
「いや、今日終わらせる。」
言ったった。

寒い中しこしこ切ることに決定。
ポケットソーだから、真っ直ぐ切るのも難しいし、ストローク短いから息切れまくり。

丸ノコあったら3分で精密に切れるけど、道具がないと仕事になんないし、ヤルキ出すのが大変。

最初、何もかもない状態からのスタートだった復興の湯のことを思い出しました。
本当に、本部長をはじめ復興の湯を作った人たちは良くやったよな。

復興に道具は必須ですね。
二時間ぐらいで、作業終了。


そして、オレにはまだ仕事が。
先日、工務店から借りて来た壊れかけだったユンボ(重機の方)が、完全におしゃかになっちゃって、それのお詫びにいくミッションが。。。

デビしゃんが先にいってたんで、気が重くなりながら、訪問したら「いーよ、新しいの買おうと思ってたんだ。悪いけど処分だけおねがいしていい?そんなことより、家完成間近までいって、がんばったな。」とお褒めの言葉。
さらに、メシ食ってないからってラーメンまでいただいて、二時間ぐらいお茶しながら楽しくお話してしまいました。

ホントここの工務店くると気持ちがなごむし、たらたらしてらんないなって気合いが入ります。

他の地元のヤルキャン関係者の人たちが強烈なだけに。。。

ありがたいです。


photo:01

↑子猫を発見し、興奮しまくるダーマツ。
実は、かなりの猫好きらしい。


ジョン

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