6月23日 | 陸前高田 ヤルキ キャンプ

6月23日

今日は、雨。
そして、朝っぱら地震。
「あ、また地震か」と思ってたら、だんだんガタガタとなったんで急いで玄関と裏口をあけてテレビをつけました。
そのあと、サイレンがなって、注意を呼びかける放送が。
デビしゃんが「この音やだなぁ。思い出すから」といい、若が「そうだねぇ」といってました。
そんとき俺は、ニューヨークのクラブで遊んでて、帰ってきて酔いが冷めるぐらいびっくりしたなぁ。

今住んでいるのは、一階1mぐらいまでの浸水家屋なんですが、また同じ規模の地震が来たら、間違いなくここも流されるね。
堤防を始め遮るものなんもないし。
三日前に決めた、またデカいのがきて、生き残ったやつの集合予定地を思い出しました。
集合場所は、普門寺かサンビレッジ。
できればそこに集合することにはなりたくないですが、油断はできないね。

特にユンボとキモタクは、海岸沿いで働いてるから、小さい津波でも気を付けないと。

つーわけで、出稼ぎ組は雨にもかかわらずカッパきて瓦礫分別。
デビしゃんは、気仙沼に高速道路用罹災証明をつくりに。
若はゴミ燃やしたり、買い出しいったり。
俺は、またずっとリサーチと電話。。。

つーか、先月の電話料金の請求をメールで見てびっくり。
なんと2万5千円!
友達となんて全然連絡とってないのにこの金額?って驚愕。
ぜってーなんかの間違いだと思って、通話明細みたら。。。
30円、40円単位の通話料がズラリ。
なんか普通に納得できた。
いやー、確かに電話多いもん。
七月には、ニューヨーク帰るつもりだったから、あっちの携帯解約してないし。
無収入なのに非常にいたい出費です。
そろそろアメリカ帰る金も怪しい。
もう、ボランティアやめよっ★
俺、金稼いで支援者にまわる!
photo:01


↑午前中、事務仕事に疲れて作業場に気晴らしにいきました。

おかちゃん主任が、新入生に手厚く指導してた。
ボランティアセンター通してる人たちは、基本的に動力系の道具を使えない決まりなので、丸ノコでの仕上げは僕チンがやりました。
定規なんて使わなくてもビシッと直線!
やっぱ心がまっすぐだからかな★

つーか、ヤルキャンって、ほぼ動力系の道具で仕事してるよなー。
つーか、動力系使わないと効率よくやれなくない?

ボラセンは、草刈り機使えないからって、草を手で千切ってたケースもあったらしいよ(笑)
俺らに頼めばいいのに。
大変だよね、市公認のボランティアも。

photo:02


ちなみに、新しく来た人は、自治労連の二人。
おっちゃんは、スポーツ刈りだし、なんかの職人かなと思って「役人つかえねー」とか昨日の悪口いいまくってたら神奈川県の職員さんでした。きまずっくて笑った。
もう一人は、酪農やってる子。
2人ともいい人でした。
そろそろおかちゃん主任を椅子作りから引き上げたいから、誰か代わりになる人をビシバシ育てないと!

夕方、井戸やの山下さんから溶接機の支援がとどきました。
山下さん、重ね重ねありがとうございます!
photo:03


↑大喜びするおかちゃんとデビしゃん。
ヤルキャンは、三人溶接免許証もってます。
photo:08


これで、作業に応じて道具を改造できるぜっ!

ちなみに、ヤルキャンでは、毎日男七人で川の字になって寝てます。
photo:05


ひどいわ~。
し◯し◯もできねー。
矢作は、近くにねーちゃんもいねーから、ナンパも出来ないし、俺ら男として風化しそう。

因みに女の子は、二階です。

夕方は、復興の湯で無料床屋を営むドマーニが訪ねて来ました。
photo:06


「ご飯食べた?」ってしきりに聞いてくるので「おごってくれんの?」って聞いたら「ご飯あまってたらちょうだい★」だって!
「あほか、俺ら貧乏なんだぜっ!」って、いったら「おじさんもお金ないっ!」
このじじぃ~(怒)
長期ボランティアは、ろくなやついねーよ。マジ。
photo:07


↑ドマーニを追っ払うヤルキャンメンバー

家が一旦完成すれば、少しメンバー増員して、また毎日チームで撤去いけるんだけどねー。
まー、やっても金になんないんだけどね。
金は、俺がどうにかするっ!
つーか、どうにか頼み回るっ!
今は、我慢のヤルキャンです。

ジュン

iPhoneからの投稿