No12 フワフワ謎の白い虫と対決 !
去年の秋にオリーブ の苗を植えたらそのすぐ傍から、何だか分らない芽が出てきた。
雑草ではなさそうだったので、抜かずにそのまま育てた。
するとグングン成長しこの春、こんなに大きくなった。
(名も無き木とオリーブの画像)
その名も無き木はオリーブと寄り添い、風が吹くと葉が揺れナカナカ風流である。
いつの頃からか。。裏庭に出る網戸にホコリが付くようになった。
取り払っては掃除をし、またホコリが付くを繰り返していたので、何処かで家の解体でもやってるのかな・・と不思議に思っていたのだ。
ある日。。庭に目をやると、名も無き木の周りをホコリが舞っていた。
近づいて見てみると葉の裏に、白い雪のようなものがビッシリと付いている。それも1枚や2枚ではない。葉という葉の裏すべてが真っ白である。
『 葉の裏って白かったっけ? 』と。。顔を近づけ確かめようとした・・
『ん?う、うごいた?』
ギョエーーーー!う、動いてる
(エノキの葉裏に付く謎の白い虫の画像)
恐怖で一歩二歩あとずさりをした時、背後にある網戸のホコリを思い出した
ほぎゃあーーー!あ、あのホコリは虫だった?悪夢
お願い夢なら覚めて。。と、もうパニックである。
私は虫が死ぬほど苦手だ。
『 な、な、何アレは?? 』ホコリみたく白い虫を払い落としながら、『吸い込んでしもてたんやなかろうか?』と、恐怖は急上昇
青ざめた私を見た夫が、「 どしたん?」と聞いてきた。
私は「 む、虫がいっぱい、ホコリに木がいっぱいで、ぶわーっと白いほこりが虫に*#△%s×@ 」と訳の分らない返事をした。
それでもウロタエル私の姿をみれば、緊急事態であると充分に分るはずである。。
にもかかわらず夫は「車の掃除してくるわ 」と、出てゆこうとするではないか!
「 チョット待ったーーー 」
「 ウソやろ?なんで今なん?後でいいんちゃうん?今それどころやない!非常事態やで 」と訴えた。
その時の夫の返事は「 いま僕も忙しいねん。自分が植えたんやろ 」だった。
この時ほど夫に殺意を抱いたことは無い。
木を植えたのではない、自然に生えてきたのだ。
「 もういい!」と捨て台詞 を吐き、私がやるしかない!と心に決めた。
何千?何万?匹もいるであろう得体の知れない虫と、たった一人で敵を鎮圧 せねばならない。時は一刻を争う。時間の猶予はない。
次に上下ジャージに着替えマスクを二重にする。
そして紫外線防止のサンバイザー を被り、ビニール手袋を装着。
後は虫除けスプレーを体に噴きつけたら準備完了が、無い
虫除けスプレーが無い
これは防弾チョッキ 無しで、敵陣へ乗り込むようなものだ。仕方ないので虫コナーズ を体に吹き付けた。
ヨシ!準備は整った。いよいよ戦場へ!という時になって、足が震え庭へ出れない。
『 あ~どーしようどーしよう
アカーン!誰か助けて~
』
『 大丈夫、虫コナーズ が守ってくれる! 』と、へたれヨネムと勇者ヨネムが交互に出てくる。
しばらく葛藤が続いた後、腹が据わった。深く大きく深呼吸しイザ出陣!
すごい・・物凄い数だ 冷や汗なのかドッと汗が出てきた
虫が飛び交う中で慎重に、上の枝葉から切り取ってゆく。
ネバネバした粘着性の液が、ビニール手袋と葉に引っ付き思うように作業が進まない
この虫の群集が出しているのだろう。クラクラする。
更に枝を切るごとの振動で、白い雪のような小さな虫が乱舞する。
そして切り取った枝葉をゴミ袋に入れて見てみると・・もぞもぞワサワサ動いている。
「イ"ヤアーーーッ」卒倒しそうになりながら作業を続け、枝葉も残りわずかとなった時、背中に風を感じた。
夫である。 扇風機 の風で家の中に虫が入ってこないようにする為と、虫を撒き散らす作戦らしい。がっ、虫の舞いチリが拡大し逆効果である。
私は半切れ
しながら「 そんなんいいからネットで、【フワフワした白いホコリみたいな小さな虫】で調べて! 」と訴えた。
戦いは更に続き、虫に冒された木の枝葉を全て切り取った後、幹をノコギリ で切ってゆく。
大好きなオリーブの木もこのまま残しておくことは出来ない。泣く泣く引き抜いたが、肝心の虫の付いていた木は全く抜けない。
悪戦苦闘していると背後から「 ゴーーーーーッ! 」。物凄い音だ。
またしても夫だ。今度はハンディ掃除機 のような器械を、バズーカー のように持ち参戦 !!
ふざけているのか?音の割りには全く戦力はない。吉本新喜劇ならまだしも枝葉は切り取り虫は殆ど全滅しているのだ。
本来は空中に向かって送風するものではなく、泥や落ち葉などを至近距離でキレイに跳ね飛ばしてくれるものなのだ。コレがその器械だ。
(パワーアップブロアー本体の画像) (パワーアップブロアーの画像)
そういえば何の虫か分ったのだろうか。
私はわずかな期待を持って「 そんなんいいから、何の虫やった? 」と聞いてみた。
すると「 分らん。自分で見て 」と夫。
離婚の二文字か浮かぶ。
頭を冷やさねば。木の根が深く根気がいる戦いになる。シャワーを浴びよう。
体を洗っている時ふと、‘もしも世界が100人の村だったら ‘を思い出した。
そしてお風呂から上がった私が見たものは
夫は夫なりに協力してくれようとしていたのだ。
全てを許そう。お陰で死ぬほど苦手な虫へ立ち向かい、実験レポートも書けたのである。
根は何処までも深く張り、なかなか行き着かない。日も暮れ出し体力も限界
にきていたので、ノコギリで根を切ることにした。
念のため、竹作液 の原液を薄めたモノを、土や周囲に散布する。コレを2、3日に一度しばらく散布し続ければ大丈夫である。
以降、網戸にホコリが付くことは一切なくなった。
ついにヤッタのだ
あのふわふわとした、白い小さなホコリ虫はなんだったのか?
皆さんはこの虫をご存知だろうか。。
正体はコイツだ エノキワタアブラムシ(雪虫)
撮影者/あかしあさん
エノキ
に発生する虫とある。
あの木はエノキだったのだろう。
野菜のエノキ は好きだが、エノキという言葉に反応して食べれなくなりそうだ。
ケセランパセラン だと書いてある記事もある。
確かに1匹や2匹ならフワフワと漂い、可愛いいかもしれない。だがその風貌にごまかされてはいけない。
フワフワした綿毛を取り除けば、正真正銘のアブラムシであり大量になると脅威だ。
人間にも害は無いと記述にはあるが、吸い込んで体に良くないと私は実感している。
その辺りの記述がネットでも見つからなかったので、情報があると嬉しい。
北海道では雪のように見えることから雪虫
と呼ばれる。
動く雪虫 http://www.youtube.com/watch?v=BAZcmSWnRUU&feature=related
参考URL 詳しくはあかしあさんのブログをご覧ください
http://ameblo.jp/tabokko/entry-10183992542.html
今回は大大だ~いの苦手の虫を駆除できたことで、一つ山を乗り越えられたように思う。
もう二度とやりたくないけど、そのやり遂げた達成感はなーんだかシアワセな気持ちだ。
No12フワフワ謎の白い虫と対決!駆除大作戦 !!
2ハピスタ
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