生活保護を受けない人がいます。
私は、生活保護を受けなければいけない状況になったら、
迷わず生活保護を受けるべきだと思っています。
お金や仕事がない期間というのは、あります。
私もそうでしたが、
お金も仕事もない期間は楽ではありません。
だから、その期間を乗り切るために保護を受けるのが良い、
そう信じています。
●正しい理解が正しい選択を導く
生活保護のメリットとデメリットを知ることで、
生活保護を正しく理解でき、その結果正しい選択ができるはずです。
苦しいのは、自分だけではない。
と言って、苦しさを我慢しても、
誰か得をするのでしょうか。
物理的な苦しみを無くす方法があるなら、
実行することをためらう必要はありません。
●生活保護のメリット
生活保護を受けるメリットは、
日常生活に最低限必要なお金を手に入れられることです。
母子家庭や障がいを持つ家族を養う場合には、
支給金額が変わってきます。
また、あまり知られていませんが
葬祭扶助や小学校などの入学準備に必要な一時扶助などの、
臨時的な出費にも支援があります。
金銭的な支援だけでなく、
生活保護受給中には支払い免除が受けられるものもあります。
・住民税や所得税
・国民年金保険料、国民健康保険料など
・介護保険料
・雇用保険料
・医療費
・NHK受信料
・保育料
・水道料金の基本料金や交通費(ただし、自治体によって異なる)
などがあります。
これらは、事前の申請が必要ですが、
申請をすれば支払いの免除を受けられます。
生活保護は、
複数のメリットによって最低限の生活はできる
仕組みになっています。
⚫️生活保護のデメリット
生活保護のデメリットを総括すると、
最低限の生活しかできないという点です。
最低限以上の生活ができている場合には、
生活保護は終了します。
具体的には、
・自動車や不動産などを所有できない
・住宅扶助の上限額以上の住まいは引越しが求められる場合がある
・クレジットやローンが組めない
・周囲に生活保護が知られてしまう
・借金の返済には利用できない
などがあります。
また、定期的に収入や求職活動などの報告や状況確認のため、
自治体の担当者が居住スペースへの訪問があります。
必要最低限の生活には制限があり、
制限範囲を超えた支出があった場合には
保護費の返還を求められるケースもあります。
⚫️制度はうまく活用しよう
誰もが、最低限の生活を長くしたいとは思いません。
ただし、最低限の生活ができない人は、
まずは保護を受けることを検討するのが良い。
私はそう思います。