一年前に書いた記事だと紹介された。

まったくアメーバブログは、行き届いている。

 

「毎朝、市職員の駐車場を見ていると気が付くことがある。」

あのシリーズだ。

実は、ある時から、プリウス君は来なくなった

 

と勘違いしていただけで、実際には今も来ている。

年度末にちょっと来なかったか、

こちらの観察力が持たなかったか、

そっとしておくべきだと思ったかのどれかである。

 

そういえば、市長が変わった。

市職員の駐車場からそれとわかる雰囲気がある。

 

本当に、職員駐車場とは、その職場の雰囲気を伝える。

 

プリウス君が相変わらず定時に来るさまは、変わらない。

同じ場所に同じように止めていて、

一般職員が来る頃には多分、いなくなっている。

 

何が違うかというと、

朝早めに来る職員が増えたことと、

夕方遅めに帰る職員が増えたという事が、

変わった。

 

多分市長が変わって、その緊張感が職場内にあるのだろう。

今までは、安定政権下で、仕事がこなす仕事になっていた。

だから前例踏襲で、「こんなもの」的な仕事だったと推測。

そすると、仕事も先が読めて、早めに帰れる。

 

定時にさっといなくなる市職員駐車場だった。

朝も遅かった。

一年前は、自分が仕事に行く7時20分頃に

市職員駐車場は空だった。

今は、結構な職員が車を止めている。

 

いいことだ。

首長は、定期的に交代しないと、

公務員はすぐ楽をする。

 

ま、今まで楽をしていたわけではないと思うし、

あくまで、駐車場の雰囲気の話だ。

 

でも、なんだか、最近市役所の広報が変わった。

明らかにやる気を感じる。

もしかすると、予算も増額されたのかもしれない。

 

市民を大事に考えるかどうかは、

この情報発信を大事にするかどうかで決まる。

前の市役所広報は明らかに、前例踏襲主義だった。

個人的感想。

おそらく人材も、それほど優秀な人を当てていなかった

のではないかと勘繰ってしまう。

多分勘違い。

 

確かに、広報を頑張るメリットは、市民を大事に考えるかどうか意外にない。これは夫婦で考えると一番わかりやすい。

結婚前はコミュニケーションを密にして相手を大事にしたが、結婚して安定期に入ると、話もせずにスマホばかり見る夫婦。だからわかり切っていると思っても、相手が大事なら情報発信に心を砕くでしょ。広報は夫婦の会話です。

 

市民に敬意を払い、仕事ぶりや、市役所の情報を発信して、暮らしやすい市にしようとする意志を一番感じるのは広報である。そりゃ、愛情の裏返しですから。こんなこと伝えてどうする、いまさらって考える人と、分かり切っていることでも、工夫して伝えようと努力する人では、どちらが相手に敬意を払っているか一目瞭然。

 

選挙の時にいいこと言ったって、

一度当選してしまえば、広報なんて、適当でいい。

そういう雰囲気を、

広報がなんか変わったという感覚が教えてくれるような妄想を持つ。あくまで個人的感想です。

 

だから、いろんな仕事を前例踏襲でなく、

市民に敬意を払う仕事ぶりにしようとすれば、

定時に帰れるはずはないのである。妄想。

 

仕事にこれでいいという事はない。

まして、人相手の仕事ならなおさらだ。

人の満足を得られる仕事というのは、手間暇がかかる。

これは本当にそうで、人を大事にするって

口先仕事ではできない。

 

そういう仕事をしていれば、どうしても、時間がかかろう。

働き方改革も大事だが、住民サービスの気持ちがなければ、

仕事のクオリティーが下がるだけだ。

 

公務員は全体の奉仕者である。

そこの基本に立ち返れば、市はずっと良くなる。

市職員が頑張れば、市はもっと良くなる。

今回の市長交代は、よかったと思える瞬間である。

個人的感想の暴走。

 

振り返って、東京の首長選はどうか。いやそれは言わんほうが。

 

住民サービスが、結局予算のばらまきになっていないか。

暮らしやすいとか、子育てしやすいとか、が

補助金の額で決まると考えている首長は信用できない。

だって仕事のクオリティーより先に、金を渡すという、

分かりやすい短期的実利で、引っ張るからだ。

長い付き合いは、値引きとかでなく、仕事のクオリティで実現される。おまけでは、ごまかせない仕事の重みがある。

それをすっ飛ばして、金の話をする人は、結局政局が好き。

 

結局、政治家だ。

予算を付ければそれでおしまい。

一回当選すれば、あとは知らない。金やったんだから、

文句言うなよ的な感覚をよしとする、人が多いのかもしれない。ま、現職がどうかとはまた違った話だ。

有権者が見ているんだろうし。

 

でも、市職員が変われば市は変わる。

一人一人が、市民に目を向けて、知恵と工夫と

対話で、結構幸せは生み出せるものだ。

予算は必要だが、予算がなくても人の力でできることはある。

 

創意工夫できる市職員を作るのは首長の仕事だ。

東京みたいにでかいと、やっていることは国と変わらない。

一律に基準を設けて、予算をつける。

一見公平だけれど、1人1人に寄り添っていないし、

担当者の努力も生まないので、結局冷たい対応は残る。

お金持ちも、そうでない人も一律でいいのは、

その担当に当たる職員側の言い分で、

本当に困っている人に支援を届けるのなら、

一人一人の状況確認と、ていねいな対応がどうしても必要になるが、そういうことを言っている候補者はいるんだろうか。

 

窓口担当が困らないような制度設計は重要。

でも作った制度の硬直ぶりを感じている

住民の心をやわらげ、理解につなげていくのは、

窓口職員のプライドだ。

 

政治家は選挙と議会対応が上手だろうが、

それが住民の幸福につながるかどうかは疑問だ。

現場職員が創意工夫して、住民と向き合い、

共に、良い街を目指す気持ちの共有が住民との間に必要だ。

 

首長がいかに住民にきめ細かく対応できるか、

それを職員に要求できるか、

いや、難しいだろうな。

 

市職員のプリウス君のいる職場は、

どうなっているんだろう。

いい仕事をして、市を住みやすくすることに尽力してほしい。

 

市民というのは、意外と見ているもんだなと

いまさらながら、思う。

 

ま、無理せず、働いてください。

残業は、やっぱりよくないしね。