政治家のやりたいことを合理的根拠や納得できる説明もなく

あるいは今までやっていることの検証もなく

産業界の都合でやらされていれば

そりゃ不満もたまるでしょ。

 

経済中心で、公務員は下僕化しているので

優秀な人ほど我慢できまい。

誰かのために正しいことを立案して

世の中をよくしたいと地道な活動をするのが公務員。

 

それが、経済的には直接数値に現れないから、

即効性のある短期的、制度的に不備があるにも関わらず強行して

批判が強くなればやめる。

これでは、ちゃんとした方が壊れる。

 

責任ある仕事とか、継続的で確かな仕事が壊される。

「そんな仕事は、時代に合わない。」

そう言われて、やる気が出るだろうか。

 

国民全体のために正しいことをする。

論理的に考えて長期的に考えて正しいことをする。

世の中の理解力が減って、雰囲気で他者を批判する傾向が強い世の中で

少し難しい、複雑で繊細な計画は立案できまい。

そんなのって世の中で一番くらいに優秀だった官僚が

我慢できるはずがあるまい。

知的な人が一番我慢できないのは、明らかに間違いが指摘できる

アイディアを、ごり押ししてくる無能な上司だ。

能力に見合った責任と権限、仕事上のやりがいを搾取されない。

これが守られないようでは、

一般企業に行くか、起業して、自分の能力を自分のために使った方がよろしい。

 

いったん国家公務員も、破綻してみれば?

国家公務員の優秀さに寄り掛かって成立している政治の破綻につながるから。

 

政治家は国民に選ばれているかもしれないが、

公務員の王ではない。

公務員は全体の奉仕者であって、政治家の奉仕者ではない。

少数であっても、多様な意見をくみ取り、

より多くの人にとって過ごしやすい国を作るのが公務員の仕事だ。

 

そこを尊重しないのなら、いったん破綻すればいい。

 

そして一気に公務員を減らして、小さな政府にして、

経済界やら、産業界にやってもらえばいい。

今よりもっと苛烈な格差社会が実現し、

おそらく住みづらい国家になるはずだ。

 

少子高齢化は加速度的に進行し、

医療制度と年金制度は破綻し、

正社員は、一握りのエリートのものになるだろうし、

グローバル化で、日本人は、派遣やアルバイトがいいところとなるかもしれない。

収入に見合った能力を有する日本人は実は少ない。

 

国家公務員が破綻すれば、日本は激変する。

今のちゃんとした日本を誰が作って維持しているかを思い知ることになるだろう。

あまり政治的な思惑で、公務員を恣意的に使わないことが一番の基本だな。

 

ちゃんとした職場から壊れて行けば、

世の中、殺伐とした雰囲気になるぞー。

それを待っている、人間も多数いそうだけど。

いや、恐ろしい。