ツイード(2)
元々、ツイードは、
スコットランド南東部・ボーダー州を流れるツイード河畔で、
チェビオット種の羊毛を手で紡ぎ、
縦糸2・横糸1の2/2斜め綾織組織で手織りした生地を指していました。
18世紀中頃までは、
羊毛の刈り取りから生地を織るまでのすべての工程が、
家内工業で行われていましたが、
現在では、別の羊毛を用いたものや
機械紡績・機械織りのものも含め、
ざっくりとした厚手の紡毛織物を
ツイードと呼ぶようになっています。
また、本来は綾織りのものをツイードと呼びますが、
平織りのホームスパンもツイードの一種とされています。
ツイードの定義付けは、なかなかはっきりしないようですが、、
英国産の羊毛を使い、縮絨や起毛といった仕上げをしない
古典的な方法で作られた毛織物というのが基本のようです。
ツイードの名の由来について、伝えられているのは、
元々、「FOUR LEAF TWILL(4枚綾)」と呼ばれていた生地を
ロンドンの事務員が、TWILLを表すスコットランド語の「TWEEL」を
「TWEED」と間違ったつづりで送り状に記入してしまい、
これを販売した商人が、産地のツイード川の名前と混同・理解し、
それ以来、ツイードと呼ばれるようになったそうです。