「森と人をつなぐ集い」 | 登山ガイド「らっせるまん」のブログ

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 森林インストラクターの有資格者で作る、山形県森林インストラクター協議会というものがある。この会には現在34名が入会。私もペーペーながら、仲間に入れさせてもらっている。この会の10周年記念事業として、今月3日、文化の日に、山形市で「森と人をつなぐ集い」というフォーラムを催した。

 集いには、予想を上回る124名が参加。まず、山形大学名誉教授で森林文化学の第一人者である北村昌美先生による基調講演。続いて、森林に携わる3名のリレー報告。まず、協議会幹事の石山氏による、この10年の歩みの紹介。次に、月山山麓にて、自然体験活動を主体とするNPO法人エコプロ (http://www.ne.jp/asahi/gassan/ecopro/ecotwo.htm)を主催している白田氏の報告。そして、鶴岡市でユースホステルを経営しながら「森の人」講座(http://www.molinohito.com/)の企画運営を行っている菊池氏による報告。そして最後に討論会となった。森から何を学ぶか。そしてそれをどう伝えるか。環境教育の現場での問題や、我々の生活、思想的なことまでと、多くのことを考えさせられる会となった。

 森林インストラクターは、まず資格を取るにあたり、いろいろと勉強する機会が得られる。資格を取れば、いろんな方々と出合い、教えてもらったり、刺激を頂いたり、また必要に応じて自分でも調べものをしたりする。森の大切さや、自然体験の必要性が認められてきた現在、インストラクターの活動の場は、増えてきているようだ。私も、「森と人をつなぐパイプにでもなれればなぁ」と思うのだが、ペーペーにはまだまだ修行が必要そうである。