決戦② | ヒカサスのブログ

感想は書きたいときにちょっとずつ…でもBlu-rayの発売前までに…と思っていたのですが、

U-NEXTでもう配信が始まっており(運命の方、決戦も月内に)、勝手に焦ってきました…まぁこの時点で遅いけど…。

 

決戦の感想の続きでございます。

あくまでも個人的意見なので、他の方と違っている可能性は大です&案の定永山さんの演技が中心の感想です。

 

決戦前日のタケミチ(北村さん)と場地さんの(永山さん)タイマンのシーン。

予告というかキャスト解禁の時の映像かな?その時はタイマンのシーンがこれか、というのは想像つかず。

前日に会うのは原作も同様でしたが、歩道橋使えないだろうしどう描くんだろうなーと見る前に気になっていたシーンでした。

この一連のシーン、場地さんの心の揺れが手に取るように伝わってきて、見ていてとても心が痛かったです…。

 

これはあえてなのかどうかは知らないけど、最初に団地の前で二人と会う時の永山さんは、いつもよりちょっと声低めなんですよね。んで、場地さん的にはおそらくさらっと交わしてその場を後にしようと思っていたと思うんです。

 

でも千冬(高杉さん)に行動を見透かされていることがわかってから、場地さんはこのシーンでは千冬をまっすぐ見れてないんですよ。まっすぐに見るといろいろ察知されてしまうと思っていたのでしょうか…タケミチのことはまだ見れるのですが、千冬からは顔を背けているように見え、もうこの時点で苦しい…。

 

タイマンも、あそこまで喰らいつくタケミチに何かを感じたんだと思います(個人的にはこのやり取りが後のシーンにめちゃくちゃ響いた)、だから手加減しないと言っている割には本来の力(演技のことじゃないよ)を全然出していなかったですし。

 

そして、「俺は明日トーマンを潰す」がもうね…めちゃくちゃ辛そうなんですよ。そう言わなきゃいけない彼の心情が。

その後続けて「マイキーにそう伝えろ」っていうんですけど、こっちは逆にというか、本来の場地さんがちょっと出てしまっているというか…温かみがあるような感じがしました。本当に潰す・敵になったのであれば、もっと突っぱねた言い方だと思うんですよね。でも声のトーンも言い方も数十分前とは違う感じで…その場を離れるときも気持ち急いで歩いていたように感じました。

 

このシーンを見て、やっぱり永山絢斗はすごい俳優だと思いましたよ。(ファンだから贔屓目はあると思いますが、そこはお許しください)

セリフのトーン、言い方、表情、間…それらで物語の「文字」に書かれていないところを全部表現してました。

 

実はアニメで前日のシーンを見たときは、場地さんってすごく強い男の人というか、動じない人なんだなぁと思ったんです。なんかすごく堂々としているなぁというか。ある意味人間じゃないというか。

でも実写の場地さんは喧嘩が強いのは一緒なんだけど、一方でものすごく人間臭くて、ちょっと親しみがあるなと思ったんです。

もちろんどっちが良いとかではないのですが、実写する上での奥深さというのをこのシーンですごく感じまして…(他のシーンでも同様なんですけどね…)

 

タイマンのシーンで号泣はしなかったけど、このオリジナルのシーンは入れてくださって本当に良かったです。「え、もう終わり?」といつも思うくらい見入ったシーンの1つでした。

 

他のシーン以外の感想はまた今度。