1日中歩き回って
行商で魚を売るおばちゃん
1日の稼ぎは約5000円だ。
お疲れ様といいながら、にこやかに駆け寄り、
魚を買う常連のお客さん。
頑張ってなあ、熱中症にならんように、
水だけは飲みなさいよーとイチゴを渡すお客さん。
おばちゃんは魚が入った木の箱に、
嬉しそうにイチゴを仕舞う。
おばちゃんには見えないけど、
魚を買ったお客の家庭では、
嫁や孫たちの前に魚がふるまわれ、
美味しい笑顔や笑い声が広がる。
行商のおばちゃんはおばあちゃんだけど、
一人暮らしのお年寄りの家をまわり、
安否を気遣うように声をかける。
売る人、買う人。
発信するひとがいて、
それを待っている人がいる限り、
小さな世界は優しくつながり続ける。
そんな仕組みが、
愛しいと思えた、先ほど。
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