CITY LIGHTS. 1931。。。★ | 気まま道

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ごった煮ブログで~す(^-^)

適当につまんで噛んで吐き出してみんしゃいよかブログ★



邦題:街の灯




大笑いにもっていくまでの芸の細かさといったら・・・・


唸らせてくれた、おかしくて真剣に涙が出た



小ワザ・大ワザをバランス良く使い回し、


チャップリンはマックスまで連れてってくれる(*゚▽゚*)



特にあの有名なボクシングのシーン♪


レフリーとチャップリンと対戦相手が並んで左右に揺れて


誰と誰が対戦するのか、ワケがわからなくなるシーン♪




覚えておいでですね(^O^)





チャップリン扮する主人公は、


浮浪者でありながら、好きな盲目の女性のためにあれこれ努力するけど、


その彼の行動をよく見てみると、



例えば、人が捨てた葉巻を、他の浮浪者を突き飛ばしてまで拾って吸ったかと思えば、


強そうなボクシングの相手に媚を売ってみたりする。


彼の中には、愛しいほどの「卑しさ」が内在してた。



だけど盲目な彼女の前ではそれを出さないように必死こいてる。


それと対照的なのが、彼の釈放後のシーン・・・・



そこには、卑しい自分自身を取り繕う以前の彼の姿はかけらもなく、


子供のいたずらに対しても本気で怒ってしまう絶望が見える。



この映画がすごいと思ったのは


人間の多面性を示すシーンをちゃんと用意しているところかな。。。。




前回観たときの光のあて方はこうじゃなかったと思う



すごく単純、喜劇王チャップリン!!!、、、みたいな。







ラストシーンでは、




男ってのは辛いなあ、悲しいなあ、滑稽だなあ・・・とつくづく思った。


好きな女に一生懸命尽くして、尽くして、


辛い思いをして、女性の目が見えるようになったら


昔の自分を忘れて、浮浪者を哀れみ、笑ってる。


そして大金持ちの紳士がいつか迎えに来るのを花屋で待っている。

目が見えなかった時には見えていたものが、目が見えるようになって見えなくなった、のかな。


でも、これは普通の感情なのかも知れない。


ラストシーンはチャーリーにとって、少女にとって、


本当は無い方が良かった再会。


でもそこをあえて映し出すチャップリン


本当のことを知るのは、時として残酷~~



ハッピーエンドなのか哀しい終わりなのか、



観る人の気持ちが宙づりにされたところで、さっと終わるところがなんとも美味~~








世の人の真理をついた底の深さとか、




愛こそはすべてと言いながら


一方ではちゃっかり舌出しで、ベーとやっているチャップリンの味わいは




やっぱり素敵だ★





見終わって、録画リストから削除できなかったのは、


多分ね、多分だけど


削除というボタン操作1つで簡単にできる行為で、この作品と決別できなかったら^^;



いつでもどこでもこの作品を観ることはできるのに・・・・・


敬意をはらったのかな、私なりの。。。




DVDに焼こう(´∀`)












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