離婚した直後
かなり自暴自棄になって、求められることを非常に喜ばしく感じる時期があった
どういう求められかたでもよかった
刹那でも、求められている、という実感があればそれで満足だった
サラサラのストレートロングヘアーの男と付き合うことになった
たまにフットサルではめる細い黒のヘアーバンドスタイルがよく似合ってた
ワタシは当時ベリーショートヘアー
彼が上になると、
彼のサラサラの髪が落ちてきて、たまに顔がむず痒かった
シャンプーの香りがフワーンとワタシの顔を覆ってしまうので、
ワタシは両手で彼の髪をかきあげ、耳にかけてあげることをなんどもした
ワタシが上になると、
彼は横を向いて色っぽいうなじを突き出してくるので、
ワタシはもっとうなじがよく見えるように、髪をなで上げ唇でまさぐってあげた
まるで、まるで、女性を抱いているみたいだった
女性を抱いたことは無いけれど(笑)
多分、ロングヘアーの女性を抱く男性の感覚ってこんなんだろうな、と勝手に思った
その後ワタシは彼にお金を5万貸すはめになった
あげようと思って貸した
彼は借用書をワタシの前で書いたけど、
お金は戻ってこなかった
ある日、すっかり音信不通になった彼と正面から歩み寄るシチュエーションに偶然になった
ワタシは視線を泳がし、彼に気づかないフリをして彼に近づく
一方彼はワタシを避けて物陰にヒョイと隠れた
鋭い左目だけがワタシを見ていた | 壁 |д・)
ワタシは、彼が物陰に隠れた瞬間の髪のゆらぎから漂うシャンプーの残り香のトンネルをくぐり抜け
まっすぐに歩いて行った
彼を見逃してあげた
お金はあげたんだから、とキッパリ思えたんだ
それが彼との最後だった。。。。
彼の名前、なんだっけ??
ああ、健太郎
苗字は 忘れてしまった~~
もうすぐ、おやすみ☆彡
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