翻訳本は日本語に不自然さを感じて、どうも苦手なのだけど読んでみました
知るには読むしかないもんねぇ。。。。。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「セシルカット」と言えばベリーショートの代名詞
ジーン・セバーグが映画「勝手にしやがれ」で演じた役名にちなむそのヘアスタイルの呼び名には
当時最先端の女性を想起させる響きがあって
今見ても新鮮です(^_-)-☆
セバーグはハリウッド女優でありながら、パリに住み
彼女を一躍有名にしたゴダール映画「勝手にしやがれ」をはじめとして
若手監督の実験的な作品にも進んで出演する一方で、
黒人やアメリカ先住民など、様々なマイノリティーに対して
積極的な支援を惜しまなかった女性です(←ココ知らなかった部分))
彼女の人生は波乱に満ちたものであったことに驚かされます
女優として華々しくデビューし、フランスのヌーベルバーグとであったかと思えば、
後半では、ブラックパンサー(急進的な黒人解放政治組織)と関わり、それゆえに
FBIの介入を受け、40歳の時、不審点が多い自殺を遂げる
これだけでもゆうに映画数本分のシナリオの材料となりそう
関係者から浮かび上がってくるのは、 「傷つき易い、少女みたい」な女の肖像
2番目の夫は、彼女が知性と才能と美しさに加え、
「子供のような純真さ」をもっていたこと
セバーグは濁りのない目で世界を見ようとしていた
だけど、それは社会への適合を困難にし、
「どこにいても私はよそ者だという気がしていた」
と彼女を嘆かせるに至る
アメリカにもフランスにも帰属せずに、仕事を続けた彼女は、
精神的にも異邦人であり続けたのかもしれないです
それが破滅の原因になるわけだけど、逆に彼女を最先端の女性として輝かせていた
映画や写真の中でしか彼女を見たことがないエナジーは
一人の女性の中に同居する、光と影を感じずにはいられませんでした(^~^)
コケティッシュで聡明さを感じる女優さんです。。。。
*次はね、マダム毛沢東:江青(こうせい)関連の本を読むわよ~~