結城紬 ★ ★☆ 見かけは地味で固いけど 着込んでいくうちに柔らかく体に馴染んでいく紬 年月をかけて、代々で育てていく紬 チラリと見える裏地を派手にもってきたり 地味なまま、帯で主張したり 帯で冒険してもそれを受け止めてくれる懐の深さがある紬 着る人の有り様がまんま出てしまう紬 ママンがもっている結城紬を紐解きたい衝動にかられた 地味さの中にある派手さが理解できる気がするから 酸いも甘いも知った女が 堅物を育てあげ、こなれた紬を調理して纏う 粋だなあ ★☆