おはようです(=⌒▽⌒=)
もうすぐ飲み会があると伝えると、「酔っ払って知らない人について行っちゃだめだよ」
と朝から釘を刺されたエナジーです^^;
最近見たサンプルムービーでそういうストーリー仕立てのがあって、
心配してしまったそう、全くぅ ワタシは飲みすぎても意識だけはシッカリしている女
そんなことはありえまへん(><;)キッパリ
★☆
さてさて、昨日観た映画 Man On Wire について記録に残します( ̄▽+ ̄*)
昨日行った映画館は場末の情緒たっぷりの飲み屋街の中にある小さな名画座でした
館内のソファーにスタンバイして天井を見上げると、天使の壁画が描いてあったりします
シネコンなどには無い老舗な雰囲気、つぶれないで欲しいなぁ~~
物語 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1974年8月7日の朝、NYのワールド・トレードセンター。
そのツイン・タワーを綱渡りで渡ろうとするフランスの大道芸人がいた。
彼の名はフィリップ・プティ。
高さ411m・地上110階という巨大な二つの建物の間にワイヤーを渡してその上を歩くのだ
命綱は無しで、もちろん許可なしなので不法行為
この出来事は「史上、もっとも美しい犯罪」として多くの人々を驚きと喜びで沸かせることになる
フィリップ・プティの人生を当時の映像を多く使用して製作された真実の物語
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NYのツインタワーを45分かけて8往復するシーンは静止画面がほとんどだったけど、
その間ジムノペティの美しい音楽が流れ、本当に美しい犯罪シーンでした
この作品に奥行きを与えているのは自由人プティの言葉
何者にも束縛されない魂の拍動、不可能を可能に変える狂気的な強靭さ
綱の上のパフォーマンスで笑みさえ浮かべてるんですよ~~
綱の上に寝転がったり、ひざまづいたり、まるでダンスをしているみたいに・・・・・
タワーに侵入してワイヤーを張るために、八ヶ月間の周到なリサーチと準備
旅行者や配達員のフリをして屋上に忍び込みビルへ侵入する過程は
さながら銀行強盗やスパイ映画のようでした
タイトルの「Man On Wire」はフィリップの逮捕後に警官が調書に書き込んだ言葉です
不法侵入の罪で法廷に立たされたけど、セントラルパークで子供たちに大道芸を披露すること条件に
不問にされ、しかもだよ~~WTC展望台の永久無料通過パスをもらったという・・・・
映画の序盤でね、建設が始まったばかりのWTCの工事現場を目にしたときに
悲しいことにテロによるタワー崩壊後の現場と勘違いしてしまった
9、11の惨劇映像がまだ生々しいワタシにとっては、同時多発テロについて一切言及がないこの映画
あの惨劇を浄化するようなパワーに満ちた作品でした
「なぜあんなことをしたのか?」とフィリップはよく聞かれるらしい
彼の答えはこう
「何かをやるのに理由はいらない」
「生きるというのはエッジの上を歩くことに価値がある」
う~~~ん(´_`。)
彼と共に生きた人たちは彼のエナジーを受け取り、パワフルに濃く生きたんだろうなぁ
ただただ、彼の子供のような天真爛漫さと冒険心・トライアル精神に唖然とするばかりでした
ふと、、、意味の無いことを熱意を持ってやるっていうのは、痛烈な出来事として残り、
とても意味があることに変化していくんじゃないかって思ったよ
この世界には無意味なことばかりなのかも・・・・・
でも意味のあるモノにするのはその人次第
意味を問いすぎて石橋を叩きすぎて渡れない、そんな生き方はつまんない
そんなメッセージをこの映画から受け取ったのかな。。。。。
挿入曲 ■ ジムノペティ by エリックサティ ■
http://www.youtube.com/watch?v=6dpv09iRWXc