昨夜は数々の映画賞を舐めまくった「クライマーズ・ハイ」を観ました
いつも乾き気味の唇にリップクリームを塗ってあげたくなるし
肩と脚のラインがめっちゃ好みの堤真一くん
なぜかいつも笑っているような
でも実は笑ってなくて不敵な笑みを浮かべているような色気ある視線をお持ちの堺正人くん
この2人の男臭い掛け合いが非常に観たかったのでした
この映画は1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故を報道記者側の視点から描いた映画
あの凄惨な事故は今でも忘れられない事件
なぜならワタシが初めてアメリカ(NY)に渡ったのが1985年の7月末
この事故をアメリカ本土で知ったんだよね~~
帰国する時に飛行機が落ちやしないかと冷や冷やもんだった
新聞社内の派閥抗争や上司と部下の関係の対立
編集局と広告局の対立
いろんな取り巻く状況の中に垣間見える人間関係などがものすごくリアルに描かれてました
ともかく 紙面造りの壮絶さ に驚きました
常に締め切りとの戦い、死ぬ思いで記事を送った記事が載らなかった悔しさ
新聞社ってホントあんな感じで日々が回っているのかな?
観ていてゾクゾクしました
特にトップ記事を決める会議の場面!!!
男同士のあんなドロドロ、すげぇ~のなんのって・・・・・
そのドロドロの中に入ってみたい!!という気持ちと、精神的にもたーんという気持ちの混合
「クライマーズ・ハイ」とは山登りをするときに出てくる極限の精神状態のコト
紙面造りの完成が頂上だとすれば、そんな壮絶な戦いを終えるまでに皆が持つ
精神状態と被らせてあるのだとワタシ的には解釈しました(´∀`)
毎日あんなにハイになっていたら、また登りたくなるわ(笑)
山は下りるために登るんだ、と山男が言っていたのをふと思い出したりね^^;
堺くんが演じる佐山という記者がいつもポケットの中のコインをジャラジャラ確かめてるんだけど
それはこの人の癖だろうと思ってた、でも違うんだよね~~
1985年という時代には携帯は普及してなく、山奥で伝達するには公衆電話か、
民家で頭を下げて電話を借りるしかない
・・・・・・・そうか、そういう時代だったんだ、と後で気づきましたf^_^;
ワタシはこの新聞社という現場に嫉妬を覚えたな
毎日が真剣勝負
ワタシは今までこんなに生々しい自分を出して、人とぶつかり合いながら切磋琢磨
頂上をめざして仕事をしてきたことがかつてあったか!!という・・・・・ね
まぁ、このGW中にでも鑑賞してみてください
お勧めです