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100m平泳ぎで見事金メダルに輝いた北島選手。
インタビューを何度も見て、もらい泣きしてしまった。
前回のオリンピックでの天真爛漫な喜びとは違った、言葉にならないかみ締めるような喜び、というかね。
そんな北島選手の心から溢れ出るものが、こちらに乗り移ってくるような気さえしました。
本番で自分の力を出し切り結果を残すということはすごいことだと思います。
聞いたところによると、康介選手は 脳トレ を積んできたとか。
迷いや不安が積もると身体にまで影響が出てくる。
心身を鍛える脳トレ、これは康介選手に限ったことではないでしょうけど。
やはりスポーツは強い精神力が自分の持てる力を出し切るキーになると思います。
ワタシは小学校の頃水泳部で、県の大会前になると強化選手として個人レッスンについてました。
種目はフリースタイル。
ブレスをするたびに見えるのは、黒いサングラスをかけた鬼コーチの冷たい顔と叱咤声、
水中では自分が息を吐ききるブクブクという泡音、
そんな交互の風景が延々と繰り返されるの。
50mプールのど真ん中でプールがグーンと深くなるんだけど、
そこで水が急に冷たくなり、浮力がグンと高まってカラダがとても頼りなくなる瞬間、
とてつもない不安に襲われる。
もう限界で泳ぎを止めようとプールサイドへ向かって横へ泳ぐと、
「横に泳げるなら前に泳げ!!」とコーチに罵倒される。
そんな日々を毎日毎日過ごして、鬼コーチの顔にウンザリし、泳ぎすぎて食欲不振、
それでも食べないとダウンしてしまうから無理やり腹に栄養をぶちこむ。
目指すは自己新・優勝なのだけど、好きで始めた水泳自体に、興味を失ってしまう。
大会当日の朝は吐き気がするくらい不安に苛まれ、飛び込み台に立つ自分の体が、
自分ではないような感覚のまま、ピストル音に背中を押されるように放り出されて泳ぎ始める。
気持ちばかりが前に出て、カラダとまるで波長があわず波に乗れないまま、
ゴールを迎え、結果は惨敗。
結果うんうんというより、普段のままの自分が出せなかったことが悔しい。
結果がついてこないことの空しさ・・・・・
同じ大会に出た平泳ぎの選手(コーチの息子)は泳法違反で失格になったの。
これもかなりショック~ 普段やらないようなことをやってしまうなんて。
「よく頑張った!!」と人は過程を褒めてくれるけど、自分にしかわからない孤独。
その孤独をパワーにして、再び自分を建て直すことの難しさ。
まぁ、そんな苦悩をいっちょまえにですが知ってはいるのです。
努力すれば実るというものではないですね、スポーツにしても仕事にしても。
ヘタレない精神力をもっていれば、いい風が吹いて運がついてくるという感じ。
風を味方につけないと、本番でいつもの自分さえ出せないというか・・・・
ということを書きたかったのでした (^_^;)
平らにダラダラ書いてしまいましたが、長々とお付き合い多謝 (^ε^)♪
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そうそう、康介選手の話に戻しまして・・・・
康介選手のご実家は精肉店「北島商店」を営んでいるのはご存知ですか?
その「きたじま」のメンチカツがデパートの物産展にやってきたことがあって、
早速ゲットしたら、ザックリとしたコロモの中にお肉がぎっしりとつまって、
なかなか美味しい一品でした。
それとね、メンチカツを揚げた油でパンの耳をあげたモノがサイドに置いてあって、
「これがキタジマの香ばしい油だよ」、とお店の人が勧めてくれました。
それも超!!おいしかった (^^)
康介選手の肉体はカツ!!(勝つ) でできているのだ
200mはどんな泳ぎを見せてくれるかしら・・・・・・楽しみです。。