今朝、TVを見ていたら【求めない】という本が売れているそうな。
みんな疲れているんだろうか?
この本は求めないことで見えてくるものがある。
ココロが平安になる、笑顔になれる、新しい発見がある、と問いかけているらしい。
ワタシはこの本についてのニュースを見た時、「世界に一つだけの花」
という歌に違和感を覚えたことを思
い出したの。
♪ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワン♪というところ。
確かにそう、世界に一つだけのあなた、自信をもっていこう、という意図はわかる。
でも、今私達が生活している社会って仕事にしても自分が頑張って良い立場になりたい、あわよくばトッ
プになりたいといった欲により成長してきたと思う。
皆一番にならなくたって自分の個性を大事にすればそれでいいじゃないみたいな理論が通ってしまったら、人間
は働くことに意欲が湧かなくなり社会の成長がストップしてしまうのではないかと・・・いう危うさ。
極論だけど、まだ若い世代がこの歌で自分の都合の良い様に解釈でもされようものならという危うさ。
プライベートな部分だけにおいてのメッセージだとしたらまあ悪くはないかもしれないけど。
人間を突き動かす欲っていうものを個性なんだよ、という言葉で平らに解釈してしまうのはマズイんじゃないか
と、その時すごく感じたの。
【求めない】という本にも同じようなにおいを感じたわけで・・・・
求めないことで楽になれる、そういう勘違いでもって求心力を押さえ込む風潮が生まれないかと。
求めないで現状に満足したら、人間として進歩できないのではないのか、と思ってしまう。
ワタシは求めることはすごく大事だと思う。
求めるってことはすごく苦しいよ~~でも、自分をすごく成長させてきたと思う。
でも、求め続けて「きり」が分からなくなってしまうのは大変。
求めないという視点・発想の転換もあるのだよ、という風に捉える一つの視点をこの本から学ぶべきじゃないかと
思ったんだよねぇ。。。。