昨日までで、無事に二回目の点滴が終わりました!
点滴をしてる方の左手が、浮腫んできてぽっちゃりお手てになりますが、朝には元に戻っていて、ホッとしました。
足の浮腫みはどうかな?と看護師さん。
「ちょっと浮腫んでません?」
「ちょっと浮腫んでません?」
「んーいつもそんなくらいに太いです(^o^ゞ」
朝からはそんなやりとりをして、朝食までは時間があるので、イケメン薬剤師さんから聞いた薬価のからくりについて、記しておきましょう。
いつも通り、前回退院処方してもらった薬や、入院中にもらった薬を持参してチェックしてもらってると。
イケ薬「でも、これ、つかえないんだよね…。」
ポツリと。
ポツリと。
「へ?使えないんですか?」
イケ薬「厚労省からの指示でね…。僕も納得いかないのに、患者さんにどう説明すればいいかなやんじゃうんだけど…。」
「わたし、この薬は入院中には必要ですけど、家ではほとんど使わないんですが、持って帰るんですか?で、新しい薬を出されるんですかー?もったいない。」
イケ薬「そう思うでしょ!僕もそう思うよ。上からのお達しで、たぶん小さい病院とかは無視するかもしれないけど、ここみたいな大学病院やガンセンターなんかは、厳しくみられるからね。それで、この病院としては、本当は病気毎に薬の扱いは細かく決められてるんだけど、それはややこしいから、全部統一して扱うことに決めたんだよ。まあ、この扱いは来月にはもう変わりました!っていうのもあり得るんだけど。」
そもそも、どうして厚労省はそんな指示を出してきたんだろう?との疑問には、このように答えてくれました。
たとえば抗がん剤治療で入院中に治療に付随して薬を出す場合、元々の抗がん剤がバカ高いのに比べて、便秘薬のマグミットは、1錠1円くらいなもの。
それが、退院処方となると、通常の価格となり、それは患者さんの負担となる。
次回入院時に、退院処方された薬を全部持参して入院中に服用する患者さんと、持参されないで、新たに安い入院処方でお薬をもらう患者さんとの間に不公平が起こる。
それが、退院処方となると、通常の価格となり、それは患者さんの負担となる。
次回入院時に、退院処方された薬を全部持参して入院中に服用する患者さんと、持参されないで、新たに安い入院処方でお薬をもらう患者さんとの間に不公平が起こる。
つまり、退院処方された薬を持って来られた場合、病院がわが得になる。
というような実態があって、厚労省から統一するように指示があったらしい。
これを聞いたわたし、
「ってえことは、新たに処方してもらっても負担は増えないってこと?」
イケ薬「そうなんです。逆に若干減るかも。」
「そうなら文句言う患者さんはおらんよ。説明するときに、患者さんの負担は増えへん!ってところを強調して説明しはったら!」
イケ薬「なるほどねー!」
「でも、そうなったら、ワザワザ家から薬を持ってこなくなるかも…。」
イケ薬「そうなりますよねー。でもね、患者さんて、あんまり正確にお薬の名前を覚えてられないもので、たとえば精神薬を三種類出してるとしたら、前回の前に出してもらったやつ、とかね。食い違ったまま処方されたり…ということがあり得るから、持ってきてもらわないとだめなんですよねー。」
「なるほろー(^o^ゞ」
人見知りな私でも、こんな会話を初対面で交わせたイケメン薬剤師さん。
今日は来ないかなー?
