森永セイジさんの告別式に、まさやんも出席できたそうです。
弔辞を読まれたそうで、
数多くのブルースマンが参列されていたそうですが
まさやんの、ぶっきらぼうで無愛想な短い言葉の中に森永さんへの愛と悲しみが溢れていて・・・。
皆が泣いた・・・。
とのことでした。
まさやんは、今までにも友人を亡くしています。
ニューヨーク在住のミュージシャン仲間。
広島のイベンターさん。
特にニューヨーク在住のミュージシャンは、数年前にバイク事故で大怪我を負われて、
一時は回復されていたようですが、とうとう亡くなられた5月のことを、まさやんは・・・。
「悲しくてバラバラになりそうな五月の雨の中」
と歌っています。
森永セイジさんの死は、どれだけの重さでまさやんを押し包むんだろう・・・。
もう3・4年前になりますが、
森永さんが、経営するブギハウスを閉めてしまおうか、と悩んでいた時のこと。
山崎に黙ったままブギを閉めるわけにはいかないからと、
「ギター買うてくれんけ。おれ苦しいけえ。」
と電話したそうで。
そのときまさやんは
「ギター売っちゃいけんすよ。」
「ライブやりましょう!」
と言って、ブギハウスのライブを実現させたんです。
武道館や大阪城ホールクラスの箱を満員に出来る大物ミュージシャンとなった
まさやんが、キャパ70人のブギハウスで3本のライブをして、グッズやライブアルバムも
制作したことで、経営の危機を免れたのでしょうか、
森永さんは
「こんなことありえん。ありえん。ありがとう。本当にありがとう。」
と言って号泣し、
「あと10年やるぞ〜!!!」
と叫んでいました。
「ここは俺の音楽の聖地だった。ちゃんとチケットを売ってライブを
やるのが、俺の夢だった」
まさやんは、そう言って、とても楽しそうに歌い、喋り、ギターを弾いていました。
音楽の聖地ブギハウスは無くなってしまうのでしょうか・・・・・。
誰かが後を引き継いでくれますように。