母はスーパーへ買い物に行くのが日課でした。

歩いて20分かかります。

自宅は高台にある団地の一番上にあるので、

若い人でも往復するとかなりしんどいぼけー

買い物の荷物を持っているとなおさらです。

84歳になっていた母は、100歳まで長生きしたくて頑張って続けてきました。

認知症になっても、誰に止められようと、決して止めません。

2013年頃だったでしょうか、

母が夕食の支度をして食べる時間になった頃に突然いなくなり、

1時間ほどして、歩き疲れてクタクタの状態で戻ったことがあったのです。

「心配して探していた、どこに行っていたのか」と聞くと、

「豆腐が無いから買い行ったけど、店に無かったから探していた」と。

豆腐を売っている店は、自宅から5分の場所にあるんです。

突然に「豆腐を買わねば」と出かけてしまったものの、

帰り道がわからなくなってしまったのは明白でした。

 

この頃から、買い物に一人で行かないように言い聞かせてはいたのですが。

認知症だけに、人に言われたことを覚えているわけもなく。

 

ある日のこと、

母が雨の中雨スーパーへ向かって歩いているところを、

かかりつけ医院の往診の車に発見され、

あえなく御用になったのです!!

 

車に乗せて病院まで連れ戻され、

ケアマネさんが病院に呼ばれて、母を自宅まで連れ帰ってくださったそうですショボーン

私は仕事だったので、後で病院から連絡があって知ったのです。

母は途中でこけていたらしく、膝をケガして出血していましたえーん

 

かかりつけ医院の先生は、母の徘徊を大変心配されています。

認知症による徘徊で、多くの高齢者が行方不明になり、亡くなる方も結構多いようなんです。

交通事故にあう危険もあります。

 

病院の強い勧めもあり、役所で「高齢者徘徊SOSネットワーク」に登録してきました。

認知症の高齢者の情報を事前登録して、徘徊発生時には市や協力事業所が連携して”徘徊高齢者の早期発見・保護”に努めるというものです。

介護施設だったり、タクシー会社だったり、コンビニだったり、

家族の同意があれば、顔写真と情報が流されるようです。

 

実際には、行方不明になってしまって時間が経つと発見は困難になるようですが・・・。

 

認知症高齢者の増加とともに、

認知症による徘徊は、社会問題ですね。

他人事ではありませんタラー