残業で帰宅が遅くなる時は、必ず会社から電話を入れます。
23時になっても私が帰らないと、母が心配するからです。
しかしこの日は何度電話しても母が電話に出ません。
電話を鳴らし続けていると、やっと出た!
あれ?母の様子がおかしい!
呂律が回っていない!
とにかく帰るしかない
こんな時は会社から自宅までの1時間半が恨めしい
帰宅するなり両親の居間兼寝室に入ると、母は布団に入っていた。
「お母さん」と話しかけると起きていたが呂律が回っていない。
立たせようとするも、立ち上がれない。
苦しそうに顔をしかめてもがく。
ここ数年、母が転倒することが多くなって、認知症以外にも頭の病気があるのではと不安を抱えていたこともあり、
救急車要請しました~
病院🏥🚑の救急センターに到着すると医師や看護師から問診。
暫くして検査が終ると診察室に呼ばれました。
神経内科の先生から
「血液検査やMRI検査では異常は見つかりませんでした」
っていうか、お母さん、さっきから随分と顔の表情が戻っているし
脳梗塞などの疑いも晴れて母の状態も回復して安心したものの、
さて、何が原因だったのでしょうか。
ふと、自宅を出る時、居間のテーブルの母の席に、父に強めの睡眠薬として処方されている抗うつ剤のからがあった事を思い出す。
後からわかった事
いつも昼夜逆転している父が、母から眠れないと責められることに苛立ち、自分の薬を母に飲ませていたのでした。
この当時、不眠を訴えていた母は睡眠導入剤のマイスリーも飲んでいたので、
抗精神薬のオーバードーズ
だったのです。