昨今、ネット上ではいろいろな罵詈雑言が飛び交い、それを煽るようにネットニュースで紹介され、なんだかな~という気持ちです。
もう少し穏便にいかないものかと。
穏便に、穏便に、ウォンビンに。
ということで、ウォンビン主演の映画「アジョシ」を見ました。(今ごろ)
ハードな描写の中に、主人公ウォンビンと事件に巻き込まれた少女の交流をせつなく描いた良作でした。
主人公は特殊任務についていた諜報員で家族がいない独り身です。
過去に任務がらみで奥さんと奥さんのおなかにいる子供を殺されました。
それ以来、主人公は世の中を捨て、ぼろアパートの一室で質屋をやり、日々むなしく過ごしていました。
その隣の部屋に住むシングルマザーとその娘(小学3,4年生ぐらい?)。
娘はなんだか主人公のことがとても気になるようで、親近感を持って「アジョシ」と呼んでいます。
ある日、お母さんはヤクザから麻薬を盗みました。
麻薬を取られたヤクザは怒り狂い、お母さんを殺します。
ヤクザは臓器売買も行っており、娘を拉致します。
肝心の麻薬は質屋に預けてありました。
襲われる主人公。
ヤクザにはめられ、警察に追われるようになります。
しかし、主人公は警察から逃げ、ヤクザと戦います。
それは、拉致された少女を助け出すため。
過去、守れなかった家族へのくやしさを
少女を助けることではらすかのように、
ストイックにヤクザに立ち向かって生きます。
はたして、主人公は少女を助けることができるのか!?
そんな映画でした。
描写が「どぎつい」のが映画全体の印象に残り、
せっかくの感動場面が薄められちゃう感じがなんとも惜しい気がしました。
また、ヤクザの人たちは遊んでるように見えて、
結構夜遅くまで仕事をして、麻薬を作る工場は24時間稼動のようでした。
ただし、麻薬を作っているのは、さらってきた子供たちです(不憫)。
リアル系アクションを観たいときにお勧め。
でも、元気じゃない観るとしんどいかもしれません。
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