やっぴぃ☆
えー、どうも。
昨日も書きましたが今日はプロクイーンという連盟のタイトル戦がありまして、1次予選でしたね。
勝った方はもちろん明日、負けた方はまた次の大会、そしてプロ活動へと頑張ってほしいものですね。
ちなみに私は今年は、王位戦プロ予選くらいに出るのが関の山でしょうか。本格的なプロの大会活動は来年以降となる予定です、ええ。今年は引っ越し等で力を使いすぎましてw
しかしおかげでプロ活動には来年からは全力を注げそうですけどね、ええ。
ところでプロの活動と言えばどうでしょう、プロリーグ戦はもちろん、大会参加などはもちろん活動の範疇ですが、それと同時に『麻雀普及』というのはプロの中でも大きな活動の一つと言えると思います。
ただねー、じゃぁ具体的にはどんな活動がありますかと言いますと、これが中々に無いんですよね。
例えば女性なんかはゲストなんかでフリー雀荘を回るというのは立派な普及活動の一環でしょうね。
それだと男子プロはなかなかそういう活動ができないわけですが、後は麻雀講師とかでしょうか。最近ではネット動画での麻雀普及活動なんてのもありますよねー。
実はチョッと僕も出てみたいんですけど、中々ねー、僕なんてお声がかかりませんで、ええw
で、僕はどちらかと言いますと、企画側が非常に得意でして、ええ、侍ですけどね、ええ、ええ。
なぜかと言いますと、実は一度プロをやめてから、関西ではかなり有名なアマチュア麻雀の会をやっておりました。僕は会の企画担当をやったり、ゲストプロをブッキングしたりしておりました。
企画と言っても大会は毎月やるわけでなく、ヨンマの大会をルールを変えてやったりとか、サンマの大会を企画したりとか、別段何か目新しさがあったわけではないんですが、僕が企画した大会の中で、企画段階ですでに『この大会、絶対盛り上がる!』という予感がビンビンしていた大会がありました。
それは大会名『双龍位』という大会で、これが予想通り、すごく人気を博した大会となったわけです、ええ。
この双龍位、どういう大会かと言いますと、簡単に言えばペアマッチ戦です。ただし、色んな団体が主催しているペアマッチとは違う点が多く存在しています。そしてそれは運営にも非常に有益な事が多かったんです。
まず、双龍位は完全にペア通しの戦いとなります。つまり、ペアが同じ卓について、違うペアと戦う形となります。そしてその半荘、どちらのペアが総得点数が多かったかを争う大会です。
そして『ペア通しが対面通しに座る』という決まりはありません。場所決めはつかみ取りで決めるわけです。つまり、ペア通しが上・下
に座ることもあります。当然、麻雀自体は普通の麻雀ですので、通しサインなどは禁止なのですが、アシストをするのはいっこうに問題ありません。
この大会、まず一番の面白さは『出オチの精神』にあります(笑)
参加表明する時はコンビ名を公表するのですが、まず誰とコンビを組むのかを発表します。この時点で『え? あの二人?』とか『やっぱりあの二人が。』みたいな感じになります。また、最近のプロレス的な感覚で『コンビ者X(エックス)』みたいな公表もOKで、当日までコンビ者がわからないというのも面白いですね。
そしてコンビ名でボケていく。この精神が非常に大事で、狙い過ぎてもスベる、普通だと面白くない。なんでコンビ名はすごく重要です。関西的にはw
ちなみに第1回大会では僕は某Sちんさんとコンビを組んで優勝、チーム名は『モストデンジャラスコンビ』でした。
誰が村越やねんw(←わかる人のが少ない件w)
てか、キン肉マン好きならわかるこの出オチする気たっぷりのチーム名w
あと、運営的な勝ち負けがすごく楽。
チームの総合計点で競うわけで、チームで5万点あるわけだから(25000点持ちでスタートなので)、単純に自分のチームの得点を足せば、5万点を割り込んでれば負け、超えてれば勝ちと一目瞭然で、運営も非常に楽なのが特徴です。
ここからは大会自体の面白さ。
まず、この大会のシステム上、
『自分のパートナーからの直撃は点数上全く無意味』
というのが一つのポイント。
役満だろうがなんだろうが、放銃者がパートナーなら相手との点差が全くつかないので和了する意味はありません。
ただし、だからと言ってパートナーから和了する意味が無いかどうかというのは、場況次第であるというのがポイント。
次に、大会のシステム上、当然アシストしたりしていくわけですが、これがまた難しい。ポイントは『普段、やってはいけないその打ち方がこの大会の見本』と言えます。
普段なら絞る牌をパートナーのために開放する。これが正解と言えば正解なのですが、同時に対戦者の状況も鑑みなければいけない。この見極めがすごく重要で、これが自分の雀力のみせどころとなるわけです。
そして、このアシストがずばずば決まればチームがすごく有利であることもさることながら、普段の麻雀ならそれらの牌はことごとく止められる、止められているということを考えさせれば、パートナーさえその人の実力を感じざるを得ない事でしょう。
また、麻雀とは基本的には静かに打つゲームですが、人が放つ牌は色々な声を持っています。
この声を聞くことにより、色んな情報を汲み取って色んな事を考えるゲームだと僕は考えています。
この大会ほどこの声を聞くことが重要な大会はないんじゃないかと思っています。
それでは僕のベストバウトを紹介してみましょう。
僕のパートナーは、当日まで『X』として公表していなかった、東京からわざわざ自費で呼んだ仲良しである某プロ(アマチュア時代の話とは言え、違う団体のプロですので一応名前は伏せておきます。東京でバーをやってる酒やけの声で有名な人ですけどw)と臨んだ、大会でのひとコマ。
オーラス自分たちのチームが微差で勝っている状況ですが、僕の下家からリーチの声、対面のパートナー(以降『Kさんと表記』)がプチプッシュ、上家が打1s、僕は手になってないので1枚切れの暗刻の字牌切りでオリ、リーチ者ツモれず、Kさんツモ切り、次巡、上家もリーチ、続いて僕は字牌切り、上家ツモれず、で、Kさんが立ち止まって少考し、二人にウルトラ危険なドラの6pをぶった切ってリーチと来た。上家がツモ切りして無事通過した僕の番。
この牌の声をよく聞かなければいつ負けても不思議ではないこの状況。
まず、牌の声だろうがなんだろうが、2件リーチにウルトラ危険なドラ6pを切るくらいだから、ノーテンって事はないだろう。声うんぬん関係なくそれはわかる。ならなぜリーチ?
基本的には役無し多面張で聴牌したと考えるのが普通だけど、本当にそれだけだろうか?
何か違和感を感じる。よく聞け。牌の声を。
つまり、この打6pは僕にこう呼びかけている。
『二人に確実に通る牌でオリなさい。そうすれば確実に勝てる』
と。
だからこそ、ウルトラ危険なリスクを背負ってでも勝負したと考えられる。ではそれはなにか。これしかない。
と、僕は1sに手をかけた。Kさんはかわいく微笑みながら『ロン』と手を倒す。待ちは1-4-7sでの役あり。つまり、役はあるけど『声を聞いて!』というリーチだったわけですね。そういう点では、その声にしっかり耳を傾けれたベストバウトだったと思います。
こういう特殊な条件を介し、麻雀の深い楽しみを伝えること。これがすごくよかったなぁと思っています。
アマチュア時代にこれをやって、プロという立場でこれをやれば、麻雀普及の一環として役立てるんじゃないかなーとは思っています。
でも、みんな興味持ってくれるのかな?
でも、せっかくだからこういうのをやってはいきたいんですよねー。
でも、企画力は持ってるんだけど、実行力がホントにない人。
重い腰をゆっくり持ち上げて、チョッと考えようかな、なんて今は思っています。
企画賛同してくれる人、募集しておりますです(笑)