なかなか進んでませんが続けます

 

 

専門学校を無事に卒業した僕は、

地元の整形外科のクリニックに就職することとなります。

 

 

病院によっては半年以上は助手をしながら勉強して、

ようやく患者さんを担当させてもらえるところもあるらしいんですが、

入職後、数週間でリハを担当させていただけるようになりました。

 

 

患者さんを担当した当初は、

前日から何をするかを決めておくため、

患者さんが予想していた状態でなかったり、別の訴えがあったりすると、

全身に汗が噴き出てしどろもどろになったりしてました。

 

 

このころは学生時代に実習で教えてもらった、

「整形外科リハビリテーション学会」の考え方を必死で学んでました。

 

 

この学会では当時の最先端の超音波を使って研究されており、

教えてもらうこと全ての論理が破綻することなく、

めちゃくちゃ興奮して勉強してました。

 

 

それと同時進行で、

就職先に新人教育のために来ていただいていた先生から、

足底板について学ぶことができ、

局所的な視点と、運動連鎖から全身を考える視点で臨床してました。

 

 

両方の視点で臨床していたというと格好いいんですが、

実際には新卒ですぐに使いこなせるというわけではなく、

圧倒的な成績を残せていたわけではありません・・・

 

 

でも、五十肩の患者さんが多く来られていたこともあり、

肩についてはそれなりに自信を持てるようになり、

そんな風に一つでも自信がついてくると、

余裕が出てくるようになり、

次いで腰痛にも自信が持てるようになったりと、

少しづつ全体のリハに余裕が出てきました。

 

 

そんな風に経験を積んでいった1年目を無事に終え、

ちょっと天狗になりかけていた2年目に転機が訪れます。

その患者さんは、五十肩で固まってしまい動きが無くなっている方でした。

毎回毎回、痛みを出さないように動かいしていき、

少しづつ動きが出てきているなという印象だったのですが、

あるとき会話の中で、五十肩になってから肩コリがひどくなったと言われました。

それではといろいろ評価して、肩甲帯の機能が低下しているからだと推測し、

肩甲骨の動きや筋力にアプローチしました。

 

 

結果、患者さんからは何となく軽くなったという、

気を使われいるのが丸わかりのお言葉をいただき、

悔しい思いをしました。

その後、何回か同じようなアプローチを試みるも、

全く変化がなくかなり落ち込んだのを覚えています。

 

 

今考えると、単純に腕がなかっただけなんでしょうが、(※整形リハは好きですし、今も使ってます)

当時出した答えは、他の技法の実施でした。

そして選んだのが過去に学んでいたカイロプラクティックでした。

 

 

カイロの考え方にのっとり。その患者さんの背骨を丁寧に診ていくと、

胸椎のあたりに動きの悪さがみられ、

座位にてそれを矯正・・・

 

 

結果、患者さんは肩が軽くなったとすごく喜んでくれてくれました

 

 

それで気を良くした僕は、他の患者さんで肩こりや腰痛を訴えている方には、

積極的にカイロを使うようになり、

それまで以上に早く改善する症例に多々出会いました。

そうなったらもうカイロのことしか考えられなくなり、

もう一度カイロを学びたい、しかも本格的なDCが教えてくれるものをと考え、

ネットで検索しまくり一人の先生に行きつくのです。