わかりにくい説明文書は第三者目線を・・・ | やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

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Words&Communication Lab. WIP代表で日本語伝道師(ナレーター・日本語教師)の吉川雅子が日本語について感じることを発信していきます。言葉で伝えるもの、伝わるもの・・・常に敏感でありたいと思います。

ここ数か月、様々な「募集要項」とか「申請の手引き」とか「募集にあたって」というような文章を目にしました。

 

そのたぐいの分野で応募したり、申請し慣れている人にとっては、読み流してしまえることかもしれないのですが、初めて取り組む人にとっては、

間違えないように、どうすればいいのか・・・が明確になっていない文章は、本当に理解が大変。えーん

 

日本語は、構造的に修飾語が長くなる傾向にあるので、結局どうすればいいの?最終的に文の初めの主語に対して、終わりにある述語が合ってないということもよくありますよね。

 

このような応募や申請に関する説明文書は、分かりやすいことが一番!

難しくして、応募者や申請者を少なくしたいのか?と思わせるような文章を作ってしまっていないですか。

 

いろいろなデザイン、イラストや写真、画像などが多く使われるようになった現在では、長い文章を読み切る機会がものすごい減っているため、とにかく、多くの人に応募、申請してもらいたいと思うなら、とにかく、分かりやすくを第一に、作ってもらいたいなあと思います。

 

それには、第三者目線が大切。

 

完成したら、作成したり、企画した方以外の第三者に読んでもらうことをするだけでも、かなり改善できると思うのです。

 

スピード感が大事だからこそ、後での説明が減るように、最初のリリースの段階で、ひと手間かけて、分かりやすく作成してもらいたいですね。

 

 

WIPでは、作成された文章の確認、校正などのお手伝いもしています。ぜひご相談ください。

 

 

WIPことば表現研究所 

 

 

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