4技能の使い分け | やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

Words&Communication Lab. WIP代表で日本語伝道師(ナレーター・日本語教師)の吉川雅子が日本語について感じることを発信していきます。言葉で伝えるもの、伝わるもの・・・常に敏感でありたいと思います。

まだまだ落ち着かない日々が続いていますね。

 

このような状況の中で、暮らしていくために様々な工夫をしていくことが必要となっていくのでしょう。

 

今日は、言語の4技能について

 

そう、読む、書く、聴く、話す

 

どの技能が一番優先されるのかというのは、その言語を操る人の状況によって様々ですよね。

 

母語の習得と第二言語の習得では、大きく違うことがあります。

 

とにかく話せるようになることが大切・・・と思えば、文字の学習はおいておいて、聴く話すという音声言語を身に着けることを優先して学習します。

 

でも、ある程度会話ができると、読み書きのレベルを上げないと、困ることも起きてきます。

 

また、年齢によっても、どの技能を多く使うかは変わってきますよね。

 

母語の習得と、第二言語の習得では、その習得の過程も違うことが一般的ですが、最近は、様々なバックグラウンドを持っている日本語話者や日本語学習者がいるので、個々の状況をしっかり見極めていくことが大切かと思います。

 

学校の「国語」の授業に、そろそろ「日本語」という授業を入れてもらうといいのではないかなと感じます。

 

言語を身に着けることは、思考力を身に着けることにもつながりますからね。ハート