ある日の食卓‐10 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

"話を聞く"とは、"内容を覚えている"ことなのではないかと思う。

ちゃんと聞いてくれる人とは、良い関係性を築きたいと思う。


・きゅうりワカメ大根おろし酢の物
・漬けサーモンゆず胡椒味
・豚もも薄切り小松菜炒め
・大根ぬか漬け
義母がなかなかに大きなサクで、サーモンを寄越してくる。
夫婦共にさほど好きではないと何度伝えても、お構いナシとばかりに買ってくる。
そこまで歓迎しない食材に時間と労力をかけるのは、地味に疲れてストレス。
とりあえず良い感じに仕上がったからいいんだけど、いいんだけどさ。

母から貰った海宝漬。
私もつきのわさんも大好物。
大喜びする我々を見て、折に触れて買っておいてくれる。
美味しくて手間要らず、忙しい今の時期にピッタリ。
その気遣いが有り難く嬉しい。

こんな事が続けば当然、義母より母へ心が傾くようになる。
だって大事にされてる!って感じてしまうんだもの。


コレは単に、モノのやり取りの話だけには留まらない。
相手を理解していないと、せっかくの好意も押し付けに成り下がってしまう。

ちゃんと聞く→大事にしてもらえる→その想いに応えようとする→もっと話を聞くようになる
…これぞ、幸せ循環。


そうか、人の話を聞かないから友だちがひとりもいないんだな、義母。