本の備忘録 41 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

オンナの荷物は多い。
その中身は年齢と共に変化する。


20代の頃はおしゃれアイテムだらけ。
マスカラ・アイライナー・グロス・ピアス・帽子etc.バッグはパンパン。
30代になると現実的な物が増える。
プチ裁縫セットや薬類が入り、メイク道具は厳選される。
40代の今、己を着飾るアレコレは皆無。
ポーチの中身は、絆創膏だの馬油だのポチ袋だの、実用一点張り。


そして、いつの間にか不動のレギュラーになっていたのがキャンディー。

持っていないと不安で寂しい。

少なくとも2種類は用意しておきたい。


喉の乾きを潤し、腹ペコを紛らわせる。

中年同士は手持ちを交換し、若者に渡せば可愛らしい笑顔をもらえる。

かつての私がしてもらって、今の私が誰かにして、その誰かが次世代に…

素敵なコミュニケーションツール。


おばちゃんのカバンに飴ちゃん。

これはもはや、生活の知恵。

知らず知らず教育してくれていた緒先輩方、ありがとうございます。




本の備忘録
107 門井慶喜/天才までの距離 憧れ尊敬する人が鬱陶しく憎らしくなる、アノ感じ。好きだからこそ、好きでい続けるためのディスタンスが必要な時もある。
108 神田茜/母のあしおと 観察力がありすぎるのも考えもの。現実にお腹いっぱいで小説を手にしているのに、これじゃまるでノンフィクションじゃないか!
109 栗原友/クリトモのさかな道 プロのちょっとヌケてる部分を知ると安心する。魚の知識が素人の私以下だなんて、可愛らしくてますます好きになっちゃう。