ゆるゆる温活便り 13通目 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

発酵食品が見直されているそうでございます。
インフルエンザ・花粉症・コロナウイルス…
目に見えない敵と戦うために、内側からカラダを鍛えたい。
そう感じるのは当然かもしれません。

様々な菌を摂ることで腸内環境が整い、滞りがなくなれば各所が活発に動いて温まる。
つまり、菌活=腸活=温活というわけです。

中でも注目を集めているのが、ぬか漬けというではありませんか。
かつてはおばあちゃんの代名詞。
それが今や、若いお嬢さん方をもトリコにしてるってんだから、何が起こるか分かりません。

さてさて、かくいう私も、漬け物を食卓に欠かさないタイプの人間であります。
貧乏性から作り始めた我が家のぬか床は、早くも10周年を迎えました。
年数を重ね、知識を重ね、使う塩には気を遣うようになっておりました。
一方、何より大切であるはずの米糠は、こだわろうにも選択肢がほとんどない状況。

せっかくなら米屋から買おうと決意した途端、目をつけていた所が店じまいをし、出鼻を挫かれていました。
ほとほと困り果てていた時、ひとすじの光が射し込んだのであります。
スーパーへの近道に、通り抜けさせてもらった昔ながらの小売店。
商品ラインナップが独特で、たまに覗くと面白い何かが見つかる、懐かしい雰囲気の超小型百貨店もどき。
近隣エリアの特産品を集めたコーナーに、素敵な出会いがございました。
めっきり数少なくなった製粉所で扱う、国産契約栽培米からとれたいりぬか。
とても美味しいと評判のようで、原材料も安心納得の逸品。

これはもう、偶然ではなく必然の出会い!
買わない手がありましょうか。

やや窮屈な暮らしの中に、小さな楽しみが生まれました。


都知事の自粛要請をきっちり受け止め、いつも以上に家に引きこもる日々。
大好きな落語や講談に触れていたら、すっかり脳内がこんな口調になってしまいました。
時間がありすぎるのも考えものです。