全ては相性次第だと思う。
たとえ嫌いや不得意があっても、小さなコトなら上手に回避すればいい。
もし寒いのがイヤなら温暖な気候のエリアに引っ越せばいいし、仲良しグループに気に入らないヤツがいるなら単独行動すればいい。
目下の悩みは、住まいが合わないということ。
夫婦2人で選んだ土地・住居ならば、この先も選択肢は色々あったはず。
ところが現在いるのは、幸か不幸か、土地付きの持ち家。
逃げも隠れもできない二世帯住宅。
これまで、7つの市区で暮らしてきたけど、まさかこんなに肌に合わない場所があるなんて…
いつか、住めば都と思える日がくるんだろうか。
ここで暮らせて良かったと、最後に言えたらいいんだけど。
相性バツグンだったら、家の声が聞こえたりするんだろうなぁ。
そうなったら幸せだろうなぁ。
相性と言えば、何より対人関係。
産まれた瞬間から、今もこの先も、誰かと関わりながら生きていく。
自らの意思で選べる相手と、否応ナシに与えられた相手。
友達や恋人は好きで一緒にいるんだから、もちろん相性が良い。
だけど上司や先生となると、いつもピッタリくるとは限らない。
社会人に出てしばらくすれば、苦手な上司を何となく受け流す術も身に付いてくる。
これが、若い時だとなかなか難しい。
イタズラ盛り・反抗期真っ只中の子供に、苦手な先生とも仲良くやれと言ったって、それは無理というもの。
しかし不思議なもので、振り返ってみれば印象に残っているのは、決して好きとは言えなかった先生だったりする。
物真似しまくったクセとか、独特のファッションセンスとか、忘れられない口癖とか…
卒業して何年経とうが、ずっと話題にのぼったりする。
相性ほど曖昧なモノはないのかもしれない。
要するに、自分の気持ち次第なんだから。

