あれから14年
新聞で目にした記事は
「行方不明者は2520人」
14年経っても
行方不明と言うのは
月並みな言葉では
言い表すことの出来ない
辛さだと思います
ガン患者遺族会のサロンで
震災の時刻に合わせて黙祷し
帰らぬ方たちの
御冥福をお祈りしました
福島県は父の故郷
父方の親戚は
避難区域では無いけれど
県内にはもう誰も居ない
祖父母のお墓も
震災で跡形もないと
以前誰かから聞きました
妹と尋ねようと言っていた
福島県へ
近いうちに
お墓がどうなっているのか
確認に行こうかと考えています
私と弟は散骨で良いんじゃないか
と言っていた事に
妹はとても反対していた
父を福島県に
帰してあげたいと
以前は母の施設に
置いたままで良いと
考えて居たけれど
妹も居なくなり
私もいつまで元気でいられるかと考えると
動けるうちに行っておいたほうが
良いかと
どうしたらいいのか
風の電話で
妹に聞きたい