ちょっと(そこそこ)前、出張で行ったんです。北陸本線(当時)の魚津。
場所は富山の日本海沿いです。
駅前にホテルがあって、1カ月ほど泊まり込んで仕事をしていました。
仕事は結構ハード(TT)でしたけど、仕事場とホテルの間をつなぐ北陸本線が毎日の心の癒しでしたね。
なんたって2枚扉!右を見れば日本海、左を見れば北アルプスの残雪!田舎特有の、長~いホームに滑り込む短編成車輛、永らく使われてなさそな構内線路と錆びれた発条転轍機。で、駅の発車音がなぜかアニー・ローリーw
ホテルは北陸本線沿いにあったのですが、当然線路側の部屋を希望。一晩泊まると、北陸本線が本当に貨物の大動脈だということがよく分かります。いやー年中貨物が通るのなんのって。もう垂涎モノ。まあ貨物の通過音って、金属音とかカマ(機関車)の暴音とか、固有のうるささがあり、寝ている間でも部屋に振動とともに飛び込んできます。
はっきり言って、鉄道に興味のない人には苦痛以外の何物でもないでしょう。私はというと、貨物が通過する度に飛び起きて車輛をチェックする毎日w
で、朝起きると、駅に乗り入れてる私鉄が、旧レッドアロー号の車輛を滑らせてくる。
もうアカン、ここは離れられん!w
魚津という街を、散策したこともありました。
早朝だったというのもあったのかもしれませんが、駅前含め錆びれた感がハンパ無かった印象です。特急はくたか、9両編成の特急列車が、1時間毎に(主にビジネスと思われる)宿泊客をバンバカ駅に下ろして行った駅としては、あまりに寂れている感がありました。
実際、魚津駅前は、ホテルそのものはいくつかあって予約も容易でしたが、ホテル以外のモノがない。コンビニ歩いたなー(疲)
私が魚津に泊まったのは、おりしも北陸新幹線開通の2年ほど前。
北陸新幹線が開通すれば、特急はくたかは北陸新幹線にとって代わって廃止され、さりとて魚津駅に新幹線は走らない。となると、新幹線の開通そのものは、魚津駅にとっては災厄でしかない。
だから、駅構内に1枚だけ、北陸新幹線開通のカウントダウンポスターがひっそり貼ってあった以外に、街並みはひっそりし新幹線の歓迎ムードは皆無!でした。
あれからもうそろそろ3年。北陸本線から第三セクターの駅に変わった魚津駅。どうなったのかな。
ホテルの予約サイトを見ると、泊まったホテルや競合は全部残ってるよう。ちょっとホッとしました。いつか観光に行きたいね。観光地じゃないけど、都心の喧騒ばかり見てきたテツキチにとっては、あまりある非日常を体感できる場所だったから。
ホタルイカ上手かったねー。富山ブラックラーメンも。富山を楽しむのに、新幹線は必ずしも必要不可欠ではないです。ローカル線乗りましょう。一度乗ると、もう無機質な新幹線には戻れなくなること請け合いw