生の中国を見て想うこと。 | テツになる勇気。

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テツってのはね、乗ってりゃいいってモンじゃない。撮ってりゃイイってもんでもない。スジって一人でニヤけていたら通報寸前w。
そう、テツってのは、語ってナンボなのよ(マジかっ

中国出張から戻りました。ちょっと長引きましたね( ̄▽ ̄)=3


まあ、それはいいとして。




政治的には日中、今も大変な時期で、私も日本人である

以上、中国何言うものぞ、という視点で中国を見てきましたがそんな境遇の中、あらためて生の中国を見てきた感想です。



最初に驚いたのは、交通量の多さとクラクションの数。

大通りは片側6,7車線はありましょうか。バンバン車やバイクが走り、年中、どこかで必ずクラクションが鳴ってます(-_-;)


大通りを歩行者が渡るのは結構至難。車はともかく、バイクや自転車は信号守りません。赤でも横断歩道に突っ込んできます。

歩行者用の青信号も、走らないと一度で渡りきることができない。おそろしや。だから道路の真ん中に、退避スペースがあるんですが、車やバイクがつっこんでくることもしばしば。

こわいです。


歩道は、タイルの張り方が雑でとても自転車や車いすが通れるもんじゃありません。よそ見していると転びます。

道路には、穴があいてたりしました。


マックのレジでは、従業員同士がしゃべりながらスマホをいじってます。店の入り口で、タバコをふかしている店員もいます(まあただ、さすがに中では吸わないということか)

注文すると、ハンバーガーは中途半端に紙にくるまれ、紙袋は締められず、むき出しで渡されます。


コンビニもあり、弁当をレンジであっためてもらうこともできますが、あっためた弁当があってもいくつ商品を買ってもまずレジ袋はくれません。

泣く泣く、あったかい弁当の上に冷たいペットボトルを載せてホテルまで帰る毎日です。



いろいろな点で、日本での水準と異なっています。

一言で例えるならば、「大雑把」というところでしょうか。


ただ、長いこといると、それが普通になってきたりします。

不思議なもんです。


レジ袋が貰えないコンビニでは、持ち帰れる量だけを買うようになります。道があぶないので、歩きスマホはしません。よく見ると、周りの人もみな、歩きスマホをしている人はいません。(ちなみにスマホは結構な

人が持っています。)


現地の運転手さんに、なぜそんなにクラクションを鳴らすのか聞いてみたら、意外な答え。

「だって相手が気づいていなかったらあぶないじゃん」


相手が横浜弁で返事をしたかどうかは別として、確かにその通りですね。確かにクラクションを鳴らすタイミングが日本と違います。


日本では、本当に危ないときも鳴らしますが、多くは割り込まれたり、相手を非難したいときにようやく鳴らすようにおもいます。クラクション=「なにやってんだー」「なんだこのやろー」の意味。


私が見た限り、彼らは割り込まれた後はいちいち鳴らしません。後ろから追い抜くときとか、曲がるときとか、そういうときに鳴らしてます。クラクション=「おーい、俺様が通過しますよ」「行くでー」


なるほどね。そんなのは割り込まれるよりも頻度は多いから、中国のほうが多く鳴ってるのか。


そう考えると、何が正しいのか分からなくなってきます。

レジ袋の消耗率は、圧倒的に中国のほうが低いです。なんせ、配られないんですから。

エコです。


ちなみに現地のバイクはほとんど電動。日本のように大型の排気量でブイブイゆわしてるバイクはほとんど(全く?)お目にかかりません。


深夜に騒音撒き散らすバイクもいません。バイクの電動化は地元政府が推奨してるそう。エコですよほんとに。レジ袋にしろ、普通にエコしてます。老若男女含め。


一度、現地の食堂で食事をしたことがありました。

一緒に食事をした人がその食堂に、あろうことかWifi端末を忘れてきてしまったんですが、店を出た300m位のところで店員が走って持ってきてくれました。


売店のおばちゃんに、ちょっと悪いとは思いながらモノを買う時値段が分からないふりをして、手持ちの札束を全部渡して「必要分だけとって」というしぐさをしました。そうしたら、ちゃんと値段分だけを取って

ニッコリ笑って残りの札束を返してくれました。

(ちなみに中国では、小銭は硬貨もありますが、成都では小銭含めお札が基本のようで、常に札束を持ち歩く必要がありました。札束といっても小銭ですから、大金じゃあありません。)



日本に帰ってきて、「日本人は礼儀正しい」「親切・丁寧」「接客の質が違う」とかいう日本のおもてなし精神とかをたたえるWebサイトとかを見たりすることがありますが、ホンマにそうか?そこまでたたえるほど、サービスの本質に違いがあるか?日本は単に、客がワガママなだけやないか。


とか思ってしまう、このごろです。