竹林はるか遠く | 疲弊しきったノーカラー
- 竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記/ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ

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久しぶりに本を読み終わりました。読書の秋とはよく言ったもので、このところの夜の涼しさは、遅読の私でも結構読み進めることが出来ます。この勢いで何とかもう2,3冊読みたいものです。
今回読み終えたのは表題の本で、アメリカではよく知られたものらしく、学校の副読本として使われたりしているらしいです。また、この本がアメリカで出版されたのは1986年なのですが、なぜか20年も経った2006年になって在米韓国人から抗議の声が上がり、そういう面からも話題になりました。
内容は、大東亜戦争終戦前後の時期に命からがら朝鮮半島から脱出する親子の物語で、非常に読みやすく、小中学生でも理解できるだろうと思います。
韓国人から抗議があったとのことで、どういったところが問題なのかと思いましたが、特に目くじらを立てるほどではないだろうと思いました。たしかに、強姦や、略奪というシーンはありますが、それらは事実であり、実際、引揚者の中には北九州の病院で堕胎手術を受けた日本人が多くいた事はよく(?)知られていることです。また、朝鮮人の家族が献身的に日本人を救助するというシーンも有ります。著者はあくまで自分の壮絶な体験を著しただけであり、そこには政治的な意図はないでしょう。それをそういった面から批難するというのは的はずれです。
それはともかく、この母娘のなんとたくましく、美しいことか。翻って、自分のなんとだらしなく、怠慢なことか。何とも情けなくなりました。こういう本を読むと、よし、俺もしっかりせねば、と思うのですが、時間が立つに連れまた元の状態という体たらく。これではいかん!なんとかせねば。本を読んだ意味が無い。
それにしても、あの国のなんと鬱陶しいことか。いい加減、日本ばかり見ていないで、自分の国のことを真剣に見つめなおしてくれ。心の底から思うよ。

