【ESBI】という言葉についてご存知でしょう か?

E=employee(従業員)
S=self employee(自営業者)
B=business owner(ビジネスオーナー)
I=investor(投資家)

収入がある人は、ESBIいずれかに属しています。

ESとBIで決定的に異なるのは「収入を得る方法」です。

ESは自分自身が働いた分が収入になる労働収入型であるのに対し、BIは自分以外のモノの力を使って収入をえる権利収入型となります。

お金持ちになるためには、権利収入型の属性、すなわちBとIを目指すことが大事である、ということになります。これがとてもハードルが高い。

それでは、「年収の高い人」はどんな人でしょう。

国税庁の28年度民間給与実態統計調査では、給与所得者4869万人のうち、

・年収1000~1500万円の方は上位4.2%。151 万人3.1 %
・年収1500~2000万円の方は上位1.1%。33 万人0.7 %
・年収2000~2500万円の方は上位0.4%。10 万人0.2 %
・年収2500以上の方は上位0.2%。12万人

となるようです。給与所得者の上位◯%という割合は結構参考になるので覚えておいた方がいいでしょう。

わかりやすく言いますと、1000人のうち、

年収1000万円以上は42人
年収1500万円以上は11人
年収2000万円以上は4人
年収2500万円以上は2人

しかいない、ということになります。これはかなり少ない数字ではないでしょうかね。

では、年収の高い人は、

E 歩合制や成功報酬型の仕事をしているスーパー営業職・大企業や上場企業の役員や管理職

S 成功している医師・弁護士・公認会計士などの資格士族や専門職プロスポーツ選手・作家・芸能人

B 経営が安定していて利益を出していて高額の役員報酬を得ている企業経営者

I 投資したり保有している不動産・株式などの資産から定期的に家賃・配当収入を得たり売却益を得た投資家

あたりが、イメージされます。

日本の税制は、給与による所得税は世界的に高い傾向にあります。最高税率は所得4000万円で所得税45%住民税10%に社会保険料がかかります。

年収が5000万円を超えると実質の手取りは半分以下しかないということになります。これでも最高税率は下がった方です。

なのでEの人が数千万円といった高い給与を取っているとしても、手取りは2/3とか半分くらいなのです。

では、お金の使い方の差があるとすれば、

SBIの人は、「給与以外の適切な範囲で経費を使うことが出来る」ことが違います。税引き前のお金を「経費」として一定額を税引き後の給与以外で使えるところが強みです。

権利収入の最もある傾向の強いI (投資家)の人は、株式配当や金融商品の売買益の約20%は納税しないといけませんが、税率自体は高額所得の所得税よりはるかに安いです。これがたくさんあるのはホントのお金持ちですね〜

あと、最近の傾向としては、仮想通貨や新しいビジネスの成功や会社の売買益を手にする若いエグゼクティブも増えて来たことです。

そういう方の真似はなかなか出来ませんけど、何かに参考になることがあるかも知れません。