〇鴻上尚史

 

・特攻は死ぬことが目的だった

 

・日本型組織は少数の異論を持つ人に暗黙のうちに多数意見と合わせるよう求める同調圧力が強い

 

・特攻は、志願という名の強制命令だったのは明らか

 

・命令した側は自分達の責任を明確にしたくないので、「国のために散った若者を馬鹿にしないで欲しい」という実に卑劣で巧妙な言い逃れをしている

 

・日本人は同調圧力の強さの中で、つい忖度してしまう国民性

 

・高度経済成長は日本のナショナル・アイデンティティになった

 

・古き良き伝統ある日本に回帰することを一部の人は目指している(世間原理主義者)しかし共通の価値観で生きていく前提はすでに崩れているのにそれを取り戻そうとすると同じ価値観に染まらない人たちへの排斥が始まる

 

・世の中が多様になる流れは必然で、排斥しても何も始まらない