元ハーレーダビッドソンジャパン社長 奥井俊史氏による講演「もの売りから価値売りへ〜巨象に立ち向かったハーレーの挑戦〜」
・日本のオートバイマーケットは長期低落傾向。一方ハーレーは増販を達成してきた
・日本のジャイアントライバル4社(ホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキ)が世界のトップ4社(巨象)でもあった。ハーレーはそれらライバルの倍の価格(約200万円)で売っていた
・ハーレーの価格差を理解していただくことに努力した
・相手は世界のジャイアント〜挑まない、比較からモノを考えない。どうやったら負けないところで勝てるところでジャイアントを相手に戦えるか
・孫子「小勢の堅は大敵の擒なり」
寡兵なのに強気であれば、大軍の捕虜になるだけである。
兵力が敵よりも勝っていれば、より損害の少ない戦法をとって戦い、兵力が劣っていれば戦いを避ける。これこそが「戦いに負けない極意」である。
・ハーレーの販売は、アメリカ流ではなく、すべて日本流でやった
・縮んでいく市場で戦ってはいけない。みずから顧客を創造していく
・日本のメーカーと競争しない。製品の価値をお客様に理解していただき、楽しんでもらう。そのための売り方を考えた
・持たざる企業。でもブランドがあった
・誰もがやれることを誰もがやれないレベルでやっていくことが重要〜凡事徹底〜凡事の非凡な徹底
・販売店の充実を考えた
・ハーレーは、趣味のため、楽しみのため、自己表現でハーレーが欲しい顧客に売ろう
・中小企業は社長が思ったことを実践することができる
・「コト」売り「価値」売りのライフスタイルマーケティング
・強力なブランドであっても、安心・安全・信頼が前提
・店舗革新〜独自の店舗づくり
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