https://booklog.jp/item/1/4022511982

 

元、国会議員でコンサルタントの田村氏の社会経験で得た、世の中の仕組み、処世術を本音で分かりやすく書いた本。

本は、インパクトのあるタイトルが売れる。その意味で「アホとは戦うな」という言葉は人々の潜在意識に訴えるものがあるのでしょう。当たり前のことが多い内容ですが、多くの人に参考になる常識的な大事な事が入っています。

 

 

読書メモ↓

・怒りや悩みで時間を無駄にしていないか?他人の目ばかり気にしていないか?本当にすべきことに全力を注いでいるか?

 

・時間、エネルギー、タイミングはたった一度の人生を思い切り謳歌するための限られた財産

 

・この本は非戦の書

 

・敵と戦わず屈服させるだけでなく、その力を自分の目的に達成させることに利用する

 

・孫氏の兵法は限られた資源を無駄遣いしないための経営戦略そのものである

 

・真理と善悪は別。成功する人は善悪ではなく真理を追求している

 

・勧善懲悪を人生期待してはいけない

 

・あなたにしつこくアタックしてくるアホの特徴は、暇である、あなたに強い関心がある、実はあなたに興味がありかまってほしいために理不尽なことを言ってくる。深層心理はあなたが好き、嫌いでも強い関心がある

 

・アホと戦う可能性がある人物

①正義感が強い

②自信にあふれる

③責任感が強い

④プライドが高い

⑤おせっかい

 

・この世の中、自分がコントロールできることは意外に少ない。「自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中すべき」

 

・成功する人の共通の特性は常に「自分を見失わない」失敗する人は「自分を見失う」

 

・初当選して国会議員になったとき、すべての待遇が変わり勘違いがが生じやすい。VIP扱い、先生と呼ばれ、秘書が何でもやってくれる

 

・最も無駄なのが「妙なプライド」 等身大の自分を見失わない訓練をしておくこと

 

・サンクコスト(覆水盆に返らず)日本企業は終わってしまった過去と決別をするのが本当に苦手

 

・日々些細なことで争い事があったとしても気にしないのが一番。やり返しても相手はあなたを憎むだけ

 

・他者に固執するタイムコストを考える。アホを相手にする時間はムダ。人生で最も大切な資源は時間。時間こそが価値を生む

 

・強い者ではなく環境に柔軟に対応する者が生き残る

 

・むやみに戦わないほうが人生というサバイバルレースでいい結果を生む

 

・頭を下げるなら本気で徹底して下げる

 

・中国も韓国もメンツを非常に大切にする国

 

・自分に刃向ってきた人間のことはほとんどの人が忘れない

 

・人生で一番大事な素養は「忍耐力」

 

・成熟したビジネスパーソンになるためにはリアクションを起こす前にじっくりと受けとめて考えるようにすべき

 

・なぜ自分を怒らせるような行為をするのか理由をゆっくり考えると静かに落ち着いてきて対策が見えてくる

 

・対人関係に「敵」という発想はいらない。敵とは排除する発想からきているもので、いいことはひとつもない

 

・変化の激しい時代は固定的な付き合いを深くするより、誰とでも柔軟に付き合っておくのがベター

 

・たった一度の貴重な人生を謳歌したいときに、積極的に人を嫌いになる理由もない

 

・折り合いのつかない人への究極の手段は、「その人から受けている嫌な行為への対処方法」について相談する

 

・過剰な深読み合戦を避ける

 

・どう絡んでも損するしかない人間から仕掛けられても相手にしないこと

 

・論理的に反論しても大人げない印象を与える。感情的な表現があれば器の小ささの象徴に

 

・絡まれて得はない。時間とエネルギーの損。一切関わらず関心を持たない。反論反撃も厳禁。とにかく避ける逃げる

 

・若気の至りが許されるうちに経験としてアホと戦う、のはあり

 

・兆円単位のお金を動かす人物の持つ情報量や分析力は並大抵のものではない

 

・頭のいい人は世の中にたくさんいる。事を成すために必要な能力は「相手の気持ちを見抜く力」この能力を持つ人が一番賢い

 

・地方議員上がり 情に厚く親分肌、年功序列にうるさい、人間関係重視

・官僚上がり 頭がよくて数字に強く政策にも明るい。だが情が薄かったり面倒見が悪かったりする

・世襲議員 苦労が少なくいい人が多い。政界の人間関係に詳しく顔が広い

 

・人相はとても大事。顔は最大の情報発信源

 

・人を動かしているのは感情であって、理屈ではない

 

・どんな相手でもリスペクトを。苦手な人間にはさらに丁寧に接するべき

 

・情報は手や足がついていて、一番聞かれたくない相手に伝わるもの

 

・いろんな人の協力がないと自分の想いは実現できなくなる

 

・共通の利害を見つけ、相手に利益を与える。非難批判をしない。相手をリスペクトし、それを相手に伝える

 

・成功して腰が低くなる。本当の成功者になれば、腰が低いことの意義が自然にわかる

 

・男の嫉妬より怖いものはない

 

・上司目線で自分を見てみること

 

・地位により人はのぼせ上がる。偉ぶる人は劣等感が優越感に変わるだけで、本質的にはコンプレックス持ち

 

・政策の実行には権力が必要

 

・この世には不本意な人事異動しかない

 

・腐るのは人生最大の無駄

 

・日本人は人格攻撃にならずに議論するのが下手

 

・権力そのものを否定しない。権力が必要な場合もあり、無駄に逆らったり自ら遠ざける必要はない。それに頼り切って振り回されるのはリスクが高い。権力なしでも仕事ができるように鍛錬を。自分しかできない仕事ができるようになれば権力のほうから擦り寄ってくる

 

・間違っても負け組に乗らない。苦手な人物がいたとしても積極的に勝ち組に関与していく

 

・組織人なら好きか嫌いかではなくいいか悪いかを優先すべき

 

・他者の気持ちはコントロールしようとすればするほど離れていく

 

・成功者はSNSをしない。でも日記をつけるのはよい

 

・自分の人生の核となる家族や友人たち、人生にとって大事な人たちとすごす時間を大事にする