〇井上寿一
・9条論議では、自民党内での議論は自衛隊を合憲化するためのテクニック論に見える
・憲法学者はエリート主義で憲法がすべての法律の上位法であることに依存し、戦後体制を前提にした空理論を言っていると見えることもある。そういう人たちに一泡吹かせようとする雰囲気が存在している
・戦後レジュームとは、終戦後に首相を長く務めた吉田茂がつくった軽武装、経済優先の親米・通商国家路線を指す。同時代にも米国からの自立を求める対米自立路線が存在し、反吉田勢力がいた。その延長線上に戦後レジュームからの脱却があり、今の憲法改正論につながってくる
・そもそも吉田は9条を真面目に受け止め、国連に期待していた。しかし常設の国連軍は存在しない。いずれ国連に安全保障を委ねるが、それまでは国連安保の理念下で、二国間協定で守ってもらおう。その相手は事実上米国だけであり9条が規定する日本の安全保障を現実的に考えたときに、日米安保を結ぶ以外になかった
・日本の国際的地位の向上につれて、不平等な日米行政協定・地位評定の改正交渉に手をつけていくべきだった。それは本来国家主権や国家の自立に人一倍敏感な保守勢力が取り組むべき課題
・学術上の定説として、幣原も吉田も戦争放棄、憲法9条を受け入れたのは天皇制を存続させたいと考えたから。天皇制を残す代わりに戦争をしないことを明確にすること、マッカーサーは円滑な占領統治に天皇を利用しようとして日米の利害が一致した。それにより憲法9条と象徴天皇制がセットして残った
・9条論議で問われるのは、日本の安全保障環境をどう整えるのか、日本が安全になるか、ということ。本来なら安全保障の構想をまず出し、それに基づいて憲法をこう変えるという順序でなければならない
・来年は天皇陛下の代替わりの年。ポスト平成の国家構想を示したいが、自民党の憲法改正案からはそれが見えない
〇森川友義
・現在不倫をしている 男性26.9% 女性16.3% 不倫経験率 男性74.0% 女性29.6%
・夫の不倫を知った妻は3/10 妻の不倫を知った夫は 8/10が離婚に向かう
・浮気遺伝子は、狩猟採集時代、子どもが生きるためにつくられた遺伝子の戦略だった。遺伝子は一万年前とほとんど変わったおらず、社会制度は変わり、一夫一妻制がつくりだされた
・本能は不倫を求めるが、社会制度はそれを認めない
・意識を変えるには、減点方式から加点方式へ
・夫婦間で飽きがこない関係を築くこと。満足度は消費するほど減少してく(限界効用逓減の法則)
〇川北英貴
・銀行の担当者が見るのはまずはBSの純資産 +が大前提
・資産価値なしと判断される可能性のある売掛金
・最重要なのは営業利益と経常利益 5%3%が目標
・販売費一般管理費を下げる工夫を。特別損失に計上できるものを多く
・銀行は実績を重視する
・余裕のあるときこそ融資を受け、借りて返すこと
・預金は月商の一か月分は確保したい
・借入金が月商の2か月分を超えると難しくなることも
・運転資金の融資額は月商3か月分までが目安
〇大前研一
・戦後70年で日本は経済的には大国になったが、軍事的には「普通の国」になった。自民党右派は日本に軍隊を持ち、核保有国になりたい
・戦後70年の日本の平和が維持されたのはアメリカの強大な軍事力と核の傘に守られてきたから
・防衛力・抑止力によって平和が維持されているわけで憲法で平和が守れるというのは空想的平和主義
〇本田健
・好きなことを仕事にして幸せな成功をつかむには?がテーマ
・万一今よりも収入が減ることがあっても案外楽しく快適に暮らしていける