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バングラデシュ出身で、無担保小口融資で貧しい人々の事業就労支援にビジネスとして取り組んでいるグラミン銀行の創業者で、ノーベル平和賞を受賞されたムハマド・ユヌス博士の講演会に来ました。

講演メモ⤵︎

・経済学を教えながら、教室の外で戦争や貧困で食べ物がなく亡くなっていた現状に悩み、経済学をやめて人の役に立つためにどうすればいいのかを考えた

・人にお金を貸して全てを奪ってしまうことをやめさへせたかった。私自身でお金を貸せないかと考えた

・バングラデシュの銀行は、お金がある人に貸してお金がない人にお金を貸していない。銀行の制度がおかしいと思った

・バングラデシュの銀行すべてが99パーセント男性にお金を貸していた。お金持ちの女性にお金を貸していなかった。女性がビジネスをしてはいけないのか。なので半分は女性に貸そうと思った

・バングラデシュはムスリムの国なので女性は前に出て来れなかった

・男性は自分のためにお金を使うが、女性はまずは子どもと家族のためにお金を使う。なので50:50ではダメで女性のために融資をすることにした

・グラミン銀行の顧客はほとんどが女性

・国連のSDGs(持続可能な開発目標)の一番目は2030年までの貧困ゼロである。これは私の目標でもある

・無担保小口融資マイクロクレジットによってバングラデシュは変革した。女性がアクティブで積極的になり、女性の地位が飛躍的に向上した

・グラミン銀行は社会問題を解決する会社であってオーナーに利益をもたらす会社ではない

・ソーシャルビジネスのアイディアが世界中に広がりつつある

・女性自身が新しい制度やモデルをつくった方がよいのではないか



解説メモ⤵︎

・バングラデシュ 人口1.6億 経済成長率7パーセント

・グラミン銀行返済率は98パーセント女性の利用率は97パーセント

・既存の銀行の真逆を実践してみた

・グラミン銀行の国際展開

・ユヌスのソーシャルビジネス7原則

1.グラミン・ソーシャル・ビジネスの目的は、利益の最大化ではなく、人々や社会を脅かす貧困、教育、健康、技術、環境といった問題を解決することです。

2.財務的、経済的な持続可能性を実現します。

3.投資家は、投資額を回収します。しかし、それを上回る配当は還元されません。

4.投資の元本の回収以降に生じた利益は、グラミン・ソーシャル・ビジネスの普及とより良い実施のために使われます。

5.環境へ配慮します。

6.雇用者は良い労働条件で給料を得ることができます。

7.楽しみながら。


・無私をビジネスにすることができないかを考える