○田原総一朗

 

 

・戦後とは、安全保障をアメリカに依存する対米従属の時代のこと

 

 

 

・戦後、日本はアメリカの戦争に一切巻き込まれることはなく、自衛隊員の戦死者もゼロ

 

 

 

・アメリカが日本国憲法を押し付けたから、と平和憲法をうまく使って非戦を維持してきた

 

 

 

・日本の一番の国難は、北朝鮮ではなく、少子高齢化・人口減少である

 

 

 

・日本人は皆、自分で物事を考えず、判断をしないようになった(安全保障・人口減少・原発などなど)

 

 

 

・社会を変えるために起業する若者に期待したい

 

〇保阪正康

・明治憲法もそうだが、日本国憲法も制定過程は当時のナショナリズムを反映している。携わった多くの日本人が議論を重ねていくうちに、内容に感銘を受け、自負心を抱いていったプロセスがある。それをただ押し付けだというのは傲慢

・日本国憲法は「非軍事憲法」でしかない。それを漫然と平和憲法と言ってきた側にも傲慢さがあった。平和憲法にしたいのなら努力が必要

・戦後長い間、言葉のより分けをしてきたことも問題。「平和」や「平等」といった言葉を自分たちの側に置く一方で、「日本」とか「国家」とか安倍首相がよく使う言葉を反対側に追いやってしまった空気に社会が倦んでいたのではないか

・美しいことを美しいという言葉を使わずに伝えなくては人の心は動かない

 

 

〇赤坂真理

・安倍首相は「戦後レジュームからの脱却」と言い出したが、実際に行ったことは集団的自衛権の行使容認など米国追従という戦後レジュームの強化だった

 

〇細川護煕

・日本は国内では謙虚で公平、公正な政治を目指すこと。身の丈に合った外交が求められる。少子高齢化・人口減少が進む日本が米中に比肩する力を持つことはあり得ない。世界をリードする大国にはなれない。

・日本の戦後保守の核心は、憲法尊重、個人の権利の尊重、制約的な自衛権の行使、先の戦争に対する反省の歴史認識にある。この伝統を野党が受け継ぎ、中道、リベラル層にウイングを広げていけば、右傾化する安倍自民党に代わる道が開けるだろう