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S戦争に負けて平和憲法・平和主義は日本の民衆は歓迎した。平和というのは戦争を真に克服した時にもたらされるはずなのに、戦後の平和主義というには、戦争を克服しない感じの平和だったのではないか。

 

戦争を考えるということは、日本人にとってはアジアを考えること。アジアを考えるということは、日本にとっては加害者として戦争責任を考えること

 

S石橋湛山のアジアへの接し方というのは、戦争よりは経済を、という話。戦争をやって軍隊の力によっておさえつけるのは経済的合理性に合わない。相手を独立国と認めて貿易をした方が実りがある。という算盤的な言い方で戦争中に大日本帝国の膨張主義を批判していた

 

K北朝鮮問題も、湛山流の外交感覚があり得る。湛山的に言うと、外交のリアリズムは算盤勘定に裏付けられるはず

 

K安倍晋三は坊ちゃんタカ

 

S「だまされるということ自体がすでに一つの悪なのだ」(伊丹万作)

 

K朝鮮戦争は終わっていない戦争。戦闘は終わっても戦争は終わっていない。米朝はいまだ戦闘状態

 

S日本人は自衛隊は軍隊ではないという詐術の中に安住している。そういう意味でシビリアン・コントロールがかかっていない軍隊を持っている。現実には脅威が脅威を呼ぶという形になっている

 

S田中角栄は小泉よりはずっとハト派。かなり汚いハトだが。田中角栄の論理はイデオロギーを超える。タカというのはイデオロギーこだわる

 

S日本はアメリカが出している国債の多くを買っている。これは「暴力団アメリカ組への上納金」だと言っている。忠勤を尽くすばかりが能ではない

 

K金大中拉致事件は、韓国の情報機関が大統領への忠誠心を表すためにやってしまったこと

 

S沖縄で「軍隊は国民を護る」と言ったら笑われる。関東軍はいちばん最初に逃げ出した。「軍隊は国民を護らない」

 

K「正義なき平和」がいいのか「平和なき正義」がいいのか

 

K政治というのは外交も含めて、人間の根源的な営み。政治はダーティなものとして考えているが本来の政治とは公益にかかわること。その時、平和という問題は非常に高い価値