http://booklog.jp/item/1/4827210705

大家さん税理士による節税の教科書、なのでうーん、つまらない。

 

税金のことを理解するにはとてもいいと思います。節税の教科書でありながら、節税を全面的に勧めているわけでもない(経営とキャッシュフロー重視観点からすれば当然のことではあるが)税に関しては本に書けないことが多い。知っている人でも書けないわけです。これが難しいところ。

 

読書メモ↓

 

・素人が知識もなく参入できるほど賃貸経営は甘くない

 

・経営という視点からは「キャッシュを増やす」ということについては税理士も銀行も同じ

 

・キャッシュを増やす①収入を上げる②支出を減らす③税金を抑える

 

・不動産投資のメリット①高度な経営能力は不要②時間の拘束が少ない③借入ができる

 

・賃貸経営の管理①建物の管理②入居者様の管理③お金の管理

 

・賃貸物件を長く所有することは大きなリスクを伴う

 

・不動産をいつ売却するか(出口戦略)を念頭に置く

 

・賃貸経営は投資ではなく事業

 

・節税は目的ではなく、キャッシュフローを増やすという目的のための手段

 

・原価償却でも赤字にしづらい(平成10年4/1以降に取得した建物はすべて定額法で処理)

 

・税金スケジュールを把握しておく

 

・経費を使うことは節税になるがお金を残すという意味での本当の節税にならない

 

・無駄な経費を使うより税金をきちんと払った方が手取りは多くなる

 

・資本的支出に該当しても20万円未満ならすべて修繕費

 

・個人生命保険の合計控除額はわずか12万円

 

・小規模企業共済・確定拠出年金・ふるさと納税は利用したほうがいい

 

・不動産管理法人に管理料収入を移転できるのは家賃収入の最大10%程度

 

・法人は事業すべてが損益通算の対象に

 

・法人化することで経費になるのは①生命保険②社宅家賃③出張日当④退職金⑤小規模企業共済・経営セーフティ共済⑥減価償却費の任意計上

 

・法人所得が800万円を超えると法人税率は33.8%ここからが節税を本格的に考えるライン